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「いけいけニッポン!」なぜU-20日本代表を地元アルゼンチンのファンが応援したのか。まさかの乱入者まで…【現地発】

カテゴリ:日本代表

リカルド・セティオン

2023年05月24日

アルゼンチン人がなんのためにピッチに侵入したのか

 驚いたことに試合終了後には、3人のサポーターがピッチに入り込んだ。彼らはすぐに警備員に止められたが、いったいアルゼンチン人がなんのために日本対セネガルのピッチに侵入したのだろうか。現地の新聞記者が直接彼らにインタビューしたところ、彼らはこう答えたようだ。

「日本は一番いい試合をしたから、どうしても日本のユニホームが欲しかった。もしゲット出来たらものすごく貴重だよ」
 
 余談だが、試合後日本人サポーターがスタンドを清掃していたのも好評だった。カタールW杯でも話題となった日本の「ソウジ」を、間近で見られたことにアルゼンチン人は喜んでいる。

「日本は一躍優勝候補に躍り出た」とアルゼンチンメディアは報じている。現地のTVでもかなり時間を割いて、日本のプレーを紹介していた。いい意味でのサプライズだ。

 アルゼンチンの観客はきっと次のコロンビア戦も日本を応援するだろう。なぜならアルゼンチンはU-20W杯の予選を兼ねる1月の南米ユース選手権で、最終戦でコロンビアに負け敗退している(今回出場しているのは開催国枠)。コロンビアには因縁があるのだ。

 アルゼンチンの応援は熱い。アルゼンチンか、もしくはイタリアと当たらない限りは(アルゼンチン人の40%はイタリアにルーツを持つ。いわば第二の祖国だ)、きっとホームのような雰囲気を作ってくれるだろう。これは頂点に向かう日本にとっては、大きなアドバンテージとなるはずだ。

取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。

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