放出すれば、財政再建への一助となる売却益を見込める
マンチェスター・ユナイテッド戦ではレバンドフスキからシュートチャンスを横取りされたことを叱責されたり、アルメリア戦でPKキッカーを巡りフェラン・トーレスと揉め事を起こしたり、クラシコ(コパ・デル・レイ準決勝の第1レグ)でケシエのシュートをブロックし、悔しさを露わにされたりと、苦境に瀕するファティを象徴するような出来事が最近、立て続けに起こったことも印象を悪くしている。
ファティは現行契約が満了する2027年6月までバルサでプレーしたいと公言している。とはいえ、クラブの財政が危機的な状況にあるのは周知の通り。10億ユーロに設定されている契約解除金を支払う用意のあるクラブが現れないにしても、経営陣が「バルサの宝」の放出に舵を切れば、財政再建への一助となる売却益を見込める。
ファティは現行契約が満了する2027年6月までバルサでプレーしたいと公言している。とはいえ、クラブの財政が危機的な状況にあるのは周知の通り。10億ユーロに設定されている契約解除金を支払う用意のあるクラブが現れないにしても、経営陣が「バルサの宝」の放出に舵を切れば、財政再建への一助となる売却益を見込める。
ファティを含め、誰もが成果を急いでいる時に、この流れを食い止めることができるのはシャビぐらいしか見当たらない。一気に飛躍を遂げたデビュー後の快進撃と同様に、停滞感がこのまま加速してしまうことだけは避けなければならない。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
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