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チェルシーのブライトン戦敗北は至極妥当。冗談にしか思えないランパードの再登板、854億円の大補強も本当に必要なポジションは…

カテゴリ:メガクラブ

井川洋一

2023年04月17日

一部のサポーターはオーナーに怒りをぶつけていた

ブライトンに敗れ、復帰後3戦3敗となったランパード監督。(C)Getty Images

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 これはまさに、モダンフットボールのビッグクラブがビリオネアたちの遊び道具になってしまった好例と言える。新オーナーの下、チェルシーが今季の二つの移籍市場に投じた額は、史上最高額を優に超える推定約6億1000万ユーロ(約854億円)。その多くが市場価値を大幅に上回る値段で取引された。

 つまり、マーケットでの振る舞い方を知らない裕福な新参者は、他クラブにとって与し易い金蔓になってしまっているわけだ。しかも本当に必要なポジションは補強されず、ウイングやセントラルMFがひどくだぶついている。

 アレックス・ファーガソン後のマンチェスター・ユナイテッドも似た状況にあったが、当時の彼らでさえ、リーグを二桁順位で終えることはなかった。現在、チェルシーは11位。このままボトムハーフでフィニッシュする可能性もありそうだ。
 
 ボーリーは、プレミアリーグはオールスターマッチを検討すべきだとか、敵地でのレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦の前に「3-0で勝つから心配ない」とか、恥ずかしげもなく口にする男だ。だがファンは恥辱を感じているようで、ブライトンに敗れた後、一部のホームサポーターはオーナーに怒りをぶつけていた。

 それでもこれほどまでに厚顔無恥なアメリカ人なら、今週のマドリーとのリターンレグを前にしても、楽観的な姿勢を維持しているのかもしれない。

「悪魔と手を結んだなら、その代償を払わねばならない」

 かつてユナイテッドのファーガソンは、プレミアリーグに多額のTV放映権が入ってきた時に、そう言った。文脈は違うけれど、今のチェルシーにも当てはまりそうな言葉だ。

取材・文●井川洋一

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