ユナイテッドの元主将が現主将に手厳しい批判を…。

ルーニーはプレミアで2ゴール・1アシスト、CLで1ゴール・0アシストとここまで結果が出ない。ユナイテッドが国内外のコンペティションを勝ち抜くには、このエースの活躍が絶対必要だが……。(C)Getty Images
なかなか波に乗り切れない昨シーズンの覇者チェルシーは、「トップ4すらも難しい」と批判されたアンリに続き、アーセナル所属のストライカーにもブリティッシュ・ジョークのネタにされている。
ダニー・ウェルベック(アーセナル/イングランド代表FW)
「チェルシーの(11月29日のトッテナム戦での)ドローは、ノーリッジ、サンダーランド、ニューカッスルにとっては良い結果だと言えるね」
まるで、チェルシーが残留争いをしているような言い草だ。たしかにチェルシーは14節を終えて14位に沈んでいるが、地力を考えれば降格する可能性は低い。ウェルベックはその点を百も承知したうえで、あえて同じロンドンに本拠を置くライバルをチクリとやったというところか。
一方、チームはここまで3位と良い位置に付けているが、個人のパフォーマンスが上がってこないマンチェスター・ユナイテッドのストライカーにも、批判の声が集まっている。
ロイ・キーン(マンチェスター・ユナイテッドOB/元アイルランド代表)
「(ウェイン・)ルーニーはメンタル的に良い状況とは言えない。フィジカルなんてもっと悪い。彼は自分自身と向き合う必要がある。キレがない。酷い状態に見えるね」
ユナイテッドの闘将として名高かったキーンだからこそ、現在のキャプテンの不甲斐ないパフォーマンスには、とくにもどかしさを感じるのだろう。たしかに現在のユナイテッドにとって得点力不足は大きな課題で、パス数に対するシュート数の割合はリーグ最小。どの試合でも、「ボールを持たされて、シュートに持ち込めない」時間が非常に長い。
そしてこの問題の一因となっているのが、エースであるルーニーの不調なのだ。動きが重く、実力を考えれば信じられないようなトラップミスも少なくない。キーンが辛辣なコメントを残すのも無理はない。
文:内藤秀明 text by Hideaki Naito
ダニー・ウェルベック(アーセナル/イングランド代表FW)
「チェルシーの(11月29日のトッテナム戦での)ドローは、ノーリッジ、サンダーランド、ニューカッスルにとっては良い結果だと言えるね」
まるで、チェルシーが残留争いをしているような言い草だ。たしかにチェルシーは14節を終えて14位に沈んでいるが、地力を考えれば降格する可能性は低い。ウェルベックはその点を百も承知したうえで、あえて同じロンドンに本拠を置くライバルをチクリとやったというところか。
一方、チームはここまで3位と良い位置に付けているが、個人のパフォーマンスが上がってこないマンチェスター・ユナイテッドのストライカーにも、批判の声が集まっている。
ロイ・キーン(マンチェスター・ユナイテッドOB/元アイルランド代表)
「(ウェイン・)ルーニーはメンタル的に良い状況とは言えない。フィジカルなんてもっと悪い。彼は自分自身と向き合う必要がある。キレがない。酷い状態に見えるね」
ユナイテッドの闘将として名高かったキーンだからこそ、現在のキャプテンの不甲斐ないパフォーマンスには、とくにもどかしさを感じるのだろう。たしかに現在のユナイテッドにとって得点力不足は大きな課題で、パス数に対するシュート数の割合はリーグ最小。どの試合でも、「ボールを持たされて、シュートに持ち込めない」時間が非常に長い。
そしてこの問題の一因となっているのが、エースであるルーニーの不調なのだ。動きが重く、実力を考えれば信じられないようなトラップミスも少なくない。キーンが辛辣なコメントを残すのも無理はない。
文:内藤秀明 text by Hideaki Naito