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新生日本代表、基本布陣の最適解を考察。考えるべきは攻守のバランス。両サイドが高い位置を取り主導権を握るのが理想

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年03月21日

長友&酒井の後継者探しは重要課題だが…

「選手の特長を活かした戦い方」を重視する森保監督。24日のウルグアイ戦ではどんなスタメンを選ぶか。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 そこで、1つ考えなければならないのが、攻守のバランスだ。カタールW杯のスペイン戦などでも、1トップの前田大然(セルティック)、鎌田大地(フランクフルト)と久保建英(レアル・ソシエダ)の2シャドーに加え、右サイドに伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)を配置することで、少しでも前に圧力をかけようと試みた。が、前半は相手に押され、一方的に攻め込まれてしまった。そうならないように今回は両サイドが高い位置を取りながら主導権を握りたいところだ。

 けれども、最初から伊東を右、三笘薫(ブライトン)や中村敬斗(LASKリンツ)を左といった構成にすると、守備のリスクが高まるのは確か。そこで、右には菅原や橋岡を入れて左に三笘か中村にする形、あるいは左に守備的な町田や伊藤を置いて、右は伊東で勝負に行き、2シャドーに堂安律(フライブルク)と久保を並べるといった形を考えるのもありだろう。
 
 フランクフルトで3バックに慣れている鎌田をボランチで使うパターンにトライすれば、中盤の攻撃力はアップする。戦い方の幅は確かに広がりそうだ。

 日本代表の左右のSBを長く担ってきた長友佑都(FC東京)と酒井宏樹(浦和)の後継者探しは日本サッカー界にとっての重要課題だが、適任が見つからないのなら、思い切って基本布陣を変えてしまうという決断もあっていい。それはカタールW杯で森保監督自身が有効だと感じたことの1つだろう。ゆえに、今回も3-4-2-1をベースにする道を真剣に模索していいのではないか。

「チームの約束事はありながらも、選手の特長を活かした戦い方を考えていく」と指揮官は口癖のように語っているが、まずは今回のメンバー26人の特性や長所、チームバランスを見極めることが先決だ。そのうえで24日の初陣・ウルグアイ戦でどのようなフォーメーションを採るのか。新戦力抜擢に踏み切るのか。その動向を注視していきたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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