「招集されたから、試合に出られる保証はない」
セルティックで活躍するMF旗手怜央やFW古橋亨梧の未招集の理由を聞かれた森保監督は、セルティックの試合をスタッフ含めて常にチェックして、招集すればチームの力になることを前置きしながら「今回は違う選手を試したい」と語り、「この1回だけが代表活動ではない。2026年に向けて最強のチームを作るために、限定ではなく、より幅を広げながら」チームを作っていきたいという考えを明かした。
そういった意図はCBと左SBの両ポジションで考えているという角田に関する説明でも示されている。「試合で観る限り、どんどん自信をつけていっている。思い切って大胆にプレーできる」と評価しながら、代表活動で練習から存在感を出せるかどうかで、試合に出られるかどうかが決まってくると強調した。
「招集されたから、試合に出られる保証はない。選考外の選手も力があるので、次に呼ばれる保証はないが、今持っているガムシャラさを持ってやってほしい」
おそらく、これは角田に対してだけではなく、初招集や久しぶりの招集となった選手たち全員に向けたメッセージでもあるだろう。もちろん、カタールW杯から引き続き招集された選手たちも、現状に満足して今回のチームでパフォーマンスを見せられなければ、立場は危うくなるだろう。
ただ、やはりW杯後に所属チームで活躍の目立つ三笘薫や久保、堂安、鎌田あたりは3年半後のW杯を目ざすチームの主力として期待されていることは間違いない。今月9日に30歳となった伊東純也も、今季フランス1部で5得点・5アシストを記録するなど、良い状態を持続している。
そういった意図はCBと左SBの両ポジションで考えているという角田に関する説明でも示されている。「試合で観る限り、どんどん自信をつけていっている。思い切って大胆にプレーできる」と評価しながら、代表活動で練習から存在感を出せるかどうかで、試合に出られるかどうかが決まってくると強調した。
「招集されたから、試合に出られる保証はない。選考外の選手も力があるので、次に呼ばれる保証はないが、今持っているガムシャラさを持ってやってほしい」
おそらく、これは角田に対してだけではなく、初招集や久しぶりの招集となった選手たち全員に向けたメッセージでもあるだろう。もちろん、カタールW杯から引き続き招集された選手たちも、現状に満足して今回のチームでパフォーマンスを見せられなければ、立場は危うくなるだろう。
ただ、やはりW杯後に所属チームで活躍の目立つ三笘薫や久保、堂安、鎌田あたりは3年半後のW杯を目ざすチームの主力として期待されていることは間違いない。今月9日に30歳となった伊東純也も、今季フランス1部で5得点・5アシストを記録するなど、良い状態を持続している。
だが、どんどん競争を活性化させて、選手層を厚くしていく意味でも、初招集となった中村や、国内組で編成された昨年のE-1以来、フルメンバーとしては初の西村拓真、カタールW杯のメンバーに滑り込みながら、出番が無かった町野修斗などが、今回の2試合でアピールすることが期待される。
いまだベスト16の壁を破れていない現状を認識しながら、JFAが掲げる2050年までのW杯優勝に向けて「世界一の目標を考えながら、今の力を最大限に伸ばしていく」と語った森保監督。これまで選手個人はともかく、代表監督から「優勝」という目標が明確に出たことはなかった。無論、まだまだ実現には力不足かもしれないが、ドイツやスペインを破り、3位となったクロアチアともPK戦まで行った手応えを得て、そこを目ざすグループの仲間入りをしつつあることは確かだろう。
さらに言えば、アジアの枠が8か国に拡大されたことで、単に予選突破が楽になったというより、立ち上げから本番を見据えたチーム作りをしやすい環境とも言える。もちろん、来年1月のアジアカップで躓くようならバッシングは避けられないし、森保監督の去就問題も持ち上がるかもしれない。ただ、日本が強豪相手にもっと押し込める時間を作っていく、主導権を握る時間、攻撃にパワーをかける時間を増やすために、今から何ができるのか。
「ワールドカップで勝つ基準、世界トップ基準でやっていく」
そう語る森保監督が南米の強豪との2試合でどういった起用法で、選手たちがどんなパフォーマンスを見せていくのか。”第二期・森保ジャパン”のスタートを期待して見守りたい。
文●河治良幸
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さらに言えば、アジアの枠が8か国に拡大されたことで、単に予選突破が楽になったというより、立ち上げから本番を見据えたチーム作りをしやすい環境とも言える。もちろん、来年1月のアジアカップで躓くようならバッシングは避けられないし、森保監督の去就問題も持ち上がるかもしれない。ただ、日本が強豪相手にもっと押し込める時間を作っていく、主導権を握る時間、攻撃にパワーをかける時間を増やすために、今から何ができるのか。
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