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吠える場面は一度や二度ではない。強烈な存在感を放った松木玖生に、同僚も「信頼しているし、頼ってしまう」と脱帽【U-20代表】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年03月10日

最後に姿を現わし、表情を崩さず言葉を紡ぐ

日本はGS3連勝で首位突破。W杯出場権を懸けて12日にヨルダンと対戦する。写真:佐藤博之

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 最後は3-4-2-1のボランチでゲームをクローズさせる役割を担い、ミドルゾーンで守備の強度を担保。セカンドボールが拾えていない時間だっただけに、回収する役割をそつなくこなした背番号7の働きぶりは素晴らしかった。

「すごく助けられましたね。降りても捌けますし、走って背後に抜けて起点を作ってくれることもできる。すごく信頼しているし、頼ってしまう」。副キャプテンのCB田中隼人(柏)も松木のパフォーマンスに脱帽するほど、圧倒的なプレーだった。

 3連勝でグループ首位通過を決めた日本。U-20ワールドカップの出場権を懸けて、12日の準々決勝でヨルダンとの対戦が決まった。一山越えたとあって、選手たちの表情は明るい。ミックスゾーンに出てきた時の足取りも軽かったように見えた。
 
 しかし、松木だけは少し異なる。最後に姿を現わすと、終始表情を崩さずに言葉を紡ぐ。「この感じでいくと、チームが緩くなるのが目に見えている。そこはしっかり、この調子でやっていければいい」と警鐘を鳴らし、次の戦いを見据える姿があった。

 勝って兜の緒を締めよ――。そう言わんばかりの言葉で締め括った松木は自身のパフォーマンスにも、チームの出来にも満足していない。青森山田の頃からそうだった。勝利に誰よりもこだわり、そのために全力を尽くす。

 日本代表であっても変わらない。次のヨルダン戦でも強烈なリーダーシップでチームを勝利に導く。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
 
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