終盤まで0-1なら難しい舵取りに
下馬評ではサウジの評価は高く、キャプテンを務める10番のMFムサブ・アル・ジュワイルはすでにA代表デビューを飾っており、FWアブドラ・ラディフは昨年のU-23アジア杯に飛び級で出場しているタレントだ。2戦目で中国に敗れているとはいえ、決して侮れない相手となる。
基本的な戦術はカウンター。これまで戦ってきた相手と同様に、縦に速く仕掛けてくるだけに、日本としてはリスク管理をしながらボールを動かして攻撃を繰り出したい。
冨樫監督も「ボールの動かし方はやっぱり上手いし、何人か特長的な選手もいるけど、やっぱり最終的にはカウンターで来る」と警戒。「それをしっかり阻止して、ボールを動かしてくれる状態にできれば、僕らとしてはやりやすい」と自分たちのペースに持ち込みたいと話す。
そこで重要になるのは、試合の入りだろう。過去2戦、日本は相手の勢いに飲まれ、立て直すまでに時間を擁した。後半に入って持ち直したとはいえ、初戦の中国戦(2-1)のように早い段階で失点してしまえば、ゲームプランが難しくなる。
サウジが序盤からなりふり構わずに前から来てもおかしくない。「過去2試合は入りのところを意識していないわけではないけど、難しくなってしまった」と山根陸(横浜)が振り返った通り、最低でも無失点でゲームを進めていくことが重要だ。
基本的な戦術はカウンター。これまで戦ってきた相手と同様に、縦に速く仕掛けてくるだけに、日本としてはリスク管理をしながらボールを動かして攻撃を繰り出したい。
冨樫監督も「ボールの動かし方はやっぱり上手いし、何人か特長的な選手もいるけど、やっぱり最終的にはカウンターで来る」と警戒。「それをしっかり阻止して、ボールを動かしてくれる状態にできれば、僕らとしてはやりやすい」と自分たちのペースに持ち込みたいと話す。
そこで重要になるのは、試合の入りだろう。過去2戦、日本は相手の勢いに飲まれ、立て直すまでに時間を擁した。後半に入って持ち直したとはいえ、初戦の中国戦(2-1)のように早い段階で失点してしまえば、ゲームプランが難しくなる。
サウジが序盤からなりふり構わずに前から来てもおかしくない。「過去2試合は入りのところを意識していないわけではないけど、難しくなってしまった」と山根陸(横浜)が振り返った通り、最低でも無失点でゲームを進めていくことが重要だ。
また、もうひとつのポイントは、ゲームの進め方だ。万が一、先制点を許したとしても0-1であれば、勝ち抜けは可能。だが、2位突破を決められる一方で、追加点を奪われれば一気に敗退の可能性が出てきてしまう。
特に終盤まで0-1で進んだシチュエーションは舵取りが難しい。1位突破を目ざして攻勢に出たところを、カウンターで2点目を決められることは想定されるだけに、時間帯や状況に応じて戦い方をはっきりさせる策も重要だ。
日本は2戦目のキルギス戦(3-0)で、中国戦から5人メンバーを入れ替えており、サウジ戦もコンディションを考慮して数名の選手を入れ替えたとしても不思議ではない。まだ出場機会がないMF熊取谷一星(明治大)、CB諏訪間幸成(筑波大)らが起用される可能性もあり、状態が良いフレッシュなメンバーのパフォーマンスもポイントになりそうだ。
あくまで目ざすのは1位突破。過去2戦で出た課題を修正しつつ、勝負どころで適切に試合を運んでいく。そうしたゲームマネジメントができれば、自ずと最良の結果が見えてくるはずだ。運命のキックオフは3月9日の日本時間21時。若き日本代表の戦いに注目したい。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【動画】中国には逆転勝ち、キルギスには3発完勝! 盤石の開幕2連勝をプレイバック!
特に終盤まで0-1で進んだシチュエーションは舵取りが難しい。1位突破を目ざして攻勢に出たところを、カウンターで2点目を決められることは想定されるだけに、時間帯や状況に応じて戦い方をはっきりさせる策も重要だ。
日本は2戦目のキルギス戦(3-0)で、中国戦から5人メンバーを入れ替えており、サウジ戦もコンディションを考慮して数名の選手を入れ替えたとしても不思議ではない。まだ出場機会がないMF熊取谷一星(明治大)、CB諏訪間幸成(筑波大)らが起用される可能性もあり、状態が良いフレッシュなメンバーのパフォーマンスもポイントになりそうだ。
あくまで目ざすのは1位突破。過去2戦で出た課題を修正しつつ、勝負どころで適切に試合を運んでいく。そうしたゲームマネジメントができれば、自ずと最良の結果が見えてくるはずだ。運命のキックオフは3月9日の日本時間21時。若き日本代表の戦いに注目したい。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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