第2ステージ優勝チームが年間優勝したのは、93、94、97、98、00、01年の6回。逆に優勝を逃したのは95、99、04年の3回で、それぞれV川崎、清水、浦和が涙を飲んだ。この3チームの共通点は、いずれもアウェーでの第1戦で敗れたこと。99年の清水と04年の浦和は第2戦に勝利して合計スコアをタイにしたものの、PK戦の末に力尽きた。
法則4)年間勝点1位のクラブが年間優勝したのは、93年と94年の2回のみ
年間勝点1位で、かつCSも制したのは、93、94年のV川崎のみ。ホーム&アウェーの短期決戦では、安定感よりも勢いのあるチームに分があると言えるかもしれない。
以上の4つのポイントで、最もインパクトがあるのは法則1の「第1戦に勝利したチームの優勝確率は100パーセント」だろう。今季のCSはトーナメント制のため過去の大会とは少し性質は異なるが、いずれにせよ決勝第1戦の結果がタイトルの行方を左右しそうだ。
●2ステージ制での歴代優勝クラブ | ||||
年度 | 第1S優勝 | 第2S優勝 | CS勝者 | 年間勝点1位 |
1993 | 鹿島 | V川崎 | V川崎 | V川崎 |
1994 | 広島 | V川崎 | V川崎 | V川崎 |
1995 | 横浜M | V川崎 | 横浜M | V川崎 |
1997 | 鹿島 | 磐田 | 磐田 | 鹿島 |
1998 | 磐田 | 鹿島 | 鹿島 | 磐田 |
1999 | 磐田 | 清水 | 磐田 | 清水 |
2000 | 横浜 | 鹿島 | 鹿島 | 柏 |
2001 | 磐田 | 鹿島 | 鹿島 | 磐田 |
2002 | 磐田 | 磐田 | ― | 磐田◆ |
2003 | 横浜 | 横浜 | ― | 横浜◆ |
2004 | 横浜 | 浦和 | 横浜 | 浦和 |