• トップ
  • ニュース一覧
  • 【現地発】本田は1月にウェストハムに移籍する――直感の根拠、そしてチームとの相性は?

【現地発】本田は1月にウェストハムに移籍する――直感の根拠、そしてチームとの相性は?

カテゴリ:移籍情報

松澤浩三

2015年11月26日

ウェストハム番は移籍の可能性を「50/50」と読んでいる。

今夏に就任したビリッチ監督は、すでに明確なビジョンをチームに浸透させている。仮に本田がウェストハム移籍となれば、まずはそのスタイルに馴染みたい。(C)Getty Images

画像を見る

 そんな背景もあり、今回の原稿依頼を受けてすぐに、ローカル紙のウェストハム番の記者に「本田はウェストハムに来るか?」とメールを送ってみた。彼の返信はこうだった。
 
「50/50。しかし、もしウェストハムに加入したとしても、レギュラーを確約されるわけではない。低迷が続く現在のミランで試合に出られないのだから、よりハイレベルなプレミアリーグの上位チームで即試合に出場できる保証はない」
 
 たしかに、その通りだろう。今シーズンのウェストハムは開幕戦でアーセナルを破り、その後もリバプールやマンチェスター・シティ、チェルシーといったビッグクラブも撃破。13節を終えて6位につける躍進クラブだ。実力を証明しない限り、本田もプレータイムは得られないだろう。
 
 では、1月に本田がウェストハムに移籍したと仮定してみよう。まず、戦術的な相性は悪くない。ビリッチ監督はポゼッション・スタイルとロングボール・スタイルを相手と状況に応じて使い分ける指揮官で、柔軟な姿勢が最大の特徴だ。戦術遂行能力に優れた本田には悪くない環境だ。
 
 とはいえ、ビリッチ・スタイルの会得は一筋縄にはいかないだろう。今シーズンのウェストハムは4-2-3-1にしても4-1-4-1にしても、選手の動き一つひとつに確固たる意図が見て取れる。指揮官が明確なビジョンを持ち、それを普段のトレーニングから叩き込んでいるからに違いない。
 
 シーズン途中の冬の移籍は、夏の加入と比べて指揮官やチームメイトと相互理解を深めるのに必要な「時間」が圧倒的に少ない。そもそもそんなハンデを背負っているし、現ウェストハムが完全なる「チーム・ビリッチ」になっていることを考えると、本田が戦術に馴染むには一定の時間が必要だろう。
【関連記事】
現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「香川がより活きるのはロイスではなく…」
6試合連続の終盤投入…あまりに対照的な「日本代表の本田」と「ミランの本田」
欧州行きを狙う『宇佐美、柴崎、山口』。噂に挙がるドイツ勢から、それぞれの最適クラブを探る
【クラブW杯来日記念!短期集中連載】バルサ戦士の素顔――Vol.4 ピケ、マテュー、S・ロベルト
【セリエA現地コラム】得点王争いを演じる「超サプライズ男」カリニッチとは!?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年6月19日号
    6月5日発売
    クラブワールドカップ2025
    出場32チーム選手名鑑
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ