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「休みは必要ない。思考を止めない」カタール後に見る浅野拓磨の変貌ぶり。より脅威を与えられる存在へと絶賛進化中【現地発】

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年02月09日

ぬかるんだピッチ状態でも難なくコントロール

4日のホッフェンハイム戦でブンデス今季初得点。残留争いのチームを目に見える結果で救いたい。(C)Getty Images

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 前半終了間際に相手ボランチのジャンにがら空きのゴールにロングシュートを決められ、0-1でビハインドを背負ったボーフム。浅野は後半に入ってより目の色を変えてゴールに突き進もうとする。

 48分には左ウイングのアジェイのクロスにニアで合わせたが、シュートは惜しくも枠外。52分にはペナルティエリア外から思い切りの良いミドルを放ち、54分には前線に抜け出したアジェイに浮き球のスルーパスを供給。決まっていれば確実にアシストがつくようなキラリと光るプレーだった。

 もともとオフ・ザ・ボールで勝負するタイプだった浅野が、ここまでテクニカルな縦パスを出せるようになったのは、紛れもなく大きな成長と言っていい。2016年夏に初めてドイツへ赴いた頃は「ピッチがぬかるんでいて、ボールが全然止まらない。何でこんなに難しいのか…」と苦渋の表情を浮かべていた男も、今季で欧州7シーズン目。この日のピッチもところどころ芝が剥げ、ぬかるんだ状態だったが、彼は正確な技術で難なくボールをコントロール。チャンスにつなげていた。

 2月4日のホッフェンハイム戦での今季リーグ初ゴールも豪快なドリブル突破から奪ったものだったが、浅野が“オン・ザ・ボール”でも仕事のできる選手へと確実に変貌しつつあるのは特筆すべき点。そこは強調しておきたいところである。
【動画】浅野拓磨がゴラッソ! 快足を飛ばし、ワンフェイクを入れて、GKの股を射抜く!
 そんな背番号11の攻守両面の貢献も奏功し、ボーフムは相手のハンドで得た64分のPKをボランチのシュテーガーが確実に決め1-1の同点に追いつく。そこから攻撃が加速しそうな雰囲気も感じられた。

 しかし、ドルトムントも負けられない。ベンチに温存していたモデストやロイスといった実績あるスターを次々と投入。同点弾からわずか5分後にカウンターからロイスが決勝点を叩き出し、勝負を決めた。

 結局、浅野はゴールに絡めないままタイムアップの笛。ポカール16強敗退という現実を突きつけられた。それでも豪華タレント軍団のドルトムント相手に見劣りするどころか、勇敢にボールを奪いに行き、多種多様な攻撃パターンを披露。本人の中でも少なからず「やれる」と実感したのではないだろうか。この日の浅野のパフォーマンスを森保監督もポジティブに捉えたに違いない。
 
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