【鳥栖インタビュー】異能の19歳。鎌田大地が語るステップアップとリオ五輪への想い

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年11月19日

「U-22代表に参加して、考え方もだいぶ変わりました」

10月の佐賀合宿にも参加。U-22代表での存在感は、日に日に増している。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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――それでも、プロになって改善の兆しが見えてきたのでは?
 
 変わり始めてはいますが、まだ精神的にガキだなと思います。メンタル面を修正するのは難しいですが、今の自分には一番大事な部分。そういう意味でも、注意してくれる監督の存在は大きい。プロ1年目で森下監督と出会えて良かったです。
 
――先日、A代表デビューを果たした南野選手は年齢が近いですが、なにか思うところはありましたか?
 
 自分もできるだけ若い年齢であの場所に辿り着きたいとは思います。ただ、現時点では実力的に難しいとも考えています。まずは自分のチームでどれだけ結果を残せるか、そこが大事です。
 
――鎌田選手は年齢を非常に気にしているように感じます。鳥栖加入時にも大学に行っていたらプロとして遅いと話していました。
 
 もし海外に行くなら、若くないとチャンスがないのかなと思っています。大学に行った場合、4年間損をしている気がしますし、上を目指すなら高校を卒業してすぐプロになるのがベストかなと思いました。
 
――その意味で言えば、リオ五輪はステップアップするためのひとつの目標では? 8月にはU-22代表に初選出されました。
 
 周りのひとたちはみんな巧かったです。ただ、試合(京都との練習試合)になると連動できない部分がありました。相手にボールを支配される時間が多いああいう試合では、個で打開する力が大事になると改めて感じました。
 
――その京都戦(1-2)では、終了間際に前田選手(松本)のゴールをアシストしました。
 
 アシストできて良かったです。ボールを触る回数は鳥栖にいる時よりもはるかに多かったので、あとは自分が周囲にどれだけ合わせられるかだと思います。
 
――U-22代表の手倉森監督は試合後、「頼もしい存在だと改めて思った」と評価していましたが、自分でも手応えを得ましたか?
 
 収穫は多かったと思います。考え方もだいぶ変わりました。同部屋が(FC東京の)中島翔哉くんだったんですが、自分のサッカーをしている量の少なさを思い知らされましたね。翔哉くんはひたすらボールを触っていて、サッカーのために本当に多くの時間を費やしている。それに比べ、自分はまだまだ少ない。代表で試合に出ている人がそこまでやっているのに、自分はなにをやっているんだろうと。このままでは、勝てるはずがないと気付かされました。
 
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