憂うべきは、柏木への依存度の高さ。
第一に、さらに上のレベルの相手と対峙した時、柏木は同様に輝けるのか。11月シリーズの2戦は、ともにプレッシャーの少ない局面で優雅にボールに触れる背番号7が印象的だった。より激しく球際に来るアジアの強豪国や、日本が受けに回らざるを得ない世界レベルの国を相手に通用するかは、今のところ未知数だ。
その一方で、この11月の2試合では攻撃面で柏木への依存度があまりに高く、背番号7を経由しなければ攻撃はまるで形にならなかった。これがふたつ目の課題だ。カンボジア戦の前半は遠藤にチャンスが与えられたが、残念ながらそのパフォーマンスは及第点には及ばなかった。慣れない連係やボランチとしてのタイプの違いなどエクスキューズはあるものの、このレベルの相手に通用しないようでは先が思いやられる。
ここに来て、“柏木依存”とも言うべき問題が生じてきた。
取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)
その一方で、この11月の2試合では攻撃面で柏木への依存度があまりに高く、背番号7を経由しなければ攻撃はまるで形にならなかった。これがふたつ目の課題だ。カンボジア戦の前半は遠藤にチャンスが与えられたが、残念ながらそのパフォーマンスは及第点には及ばなかった。慣れない連係やボランチとしてのタイプの違いなどエクスキューズはあるものの、このレベルの相手に通用しないようでは先が思いやられる。
ここに来て、“柏木依存”とも言うべき問題が生じてきた。
取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)