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【日本代表/会見要旨・質疑応答編】ハリルホジッチ監督「日本人選手は、16メートルのなかに入るのを怖がっている」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年11月05日

「現代サッカーでは、86~87パーセントのゴールが16メートルのなかで生まれる」

まさかのスコアレスドローに終わった6月のシンガポール戦などの反省を踏まえ、ハリルホジッチ監督は「16メートル」の中に入る重要性を強調した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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――今回は7人のFWを招集し、攻撃に力を入れている印象です。ホームでのシンガポール戦やカンボジア戦ではなかなか得点できませんでしたが、今回の2試合で得点に対する意識は?
 
「どのように得点を取るかは選手に聞いてください。私ではなく選手が得点を決めなければいけませんからね。ただ、シンガポールのビデオを数試合見て、彼らがどういうプレーをするかは、ほぼ分かっています。
 
 前回のシンガポール戦は、あれだけチャンスを作ったのにゴールが入りませんでした。次の試合ではチャンスを得点につなげたいですし、そのためにプレッシャーをもっと与えなくてはいけないと思っています。シンガポール戦はいわば、我々のリベンジです。自分自身を批判し、モチベーションを高く保たなければなりません。
 
 これまでのワールドカップ予選は、プレー内容が良くないこともありましたが、チームのスピリットや野心は常に見せてきたと思います。我々は、相手にほとんどビッグチャンスを作らせていません。ただ、ゴールで仕留めなければいけません。
 
 シンガポールとカタールの試合の映像を見ましたが、最初の1時間はだいたい日本戦と同じでした。ただ、カタールが左SBのセンタリングから右SBが1点目を決めた後に、4-0になりました。1点目が、そのすべてを決めたと思います。
 
 点を取るのはFWだけではありません。現代サッカーでは、左SBのセンタリングから右SBが決めることはあります。これまでも何人かの選手には怒ったことがあります。なぜ、ゴール付近の16メートルのなかに入っていかないのか、と。
 
 現代サッカーでは、86~87パーセントのゴールが16メートルのなかで生まれています。つまり、16メートルに入って行かなければ、ゴールを奪う確率を高められないということです。身長2メートルの選手だろうが、150センチの選手だろうが、ヘディングでも足でも決められます。日本人選手は、16メートルのなかに入るのを怖がっている。そんな印象があります。
 
 そういったことを選手とディスカッションし、トレーニングしなければならないと思っていますし、とにかくシンガポール戦では集中してやってくれ、我々自身のリベンジだと伝えたいと思います」
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