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森保監督、続投のメリットは?「あまり国籍にこだわらないほうがいい」元技術委員長が考える8強への近道

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年12月15日

「プランA・B・Cとバリエーションを持てるように」

グループステージではドイツ、スペインを連破。やるべきことが共有され、チーム一丸となって金星を挙げた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 このように日本は健闘したが、結局はラウンド16でクロアチアに敗れて大目標だった8強入りを逃している。森保監督は2021年夏の東京五輪でもメダル獲得を公言しながら4位に終わっているし、カタールW杯の最終予選序盤戦も2敗と崖っぷちまで追い詰められている。

 その事実も忘れてはいけない。こうした4年間の課程や結果も踏まえつつ、日本の現在地をしっかりと確認・検証していくことも、今後に向けて必要なステップだと言っていい。

「日本に勝って4強入りしたクロアチアを見ると、ルカ・モドリッチを筆頭にテクニシャンが多いし、ビッグクラブでプレーしている選手も多く、個々の力が非常に高い。チームとしてもボールを保持しながら攻めることも、守備ブロックを固めて守ることもできる。対峙する敵によって戦い方を変化させられるのが強みです。

 そういった戦い方の幅は、今の日本にはまだないと言わざるを得ません。クロアチアをお手本にして、日本もプランA・B・Cとバリエーションを持てるようになることが、8強への近道だと考えます」と霜田氏も強調する。

 森保監督の続投は、このレベルに到達する最適解なのか……。そこは議論の分かれるところ。霜田氏が技術委員長を務めた2010年も「超守備的スタイルのままでいいのか」という壁にぶつかったが、そこで岡田監督続投を選ばず、アルベルト・ザッケローニ監督の招聘に動いた。日本はまだまだ外から学ぶことがあるという考えが根強かったからだ。
 
「自分も指導者なので、岡田さんや西野さん、森保さんの素晴らしさはよく分かります。ただ、日本人がよりインターナショナルになるためには、戦い方の幅を持った外国人監督に来てもらったほうがいいと2010年当時は考えました。

 結果的に2014年ブラジル・ワールドカップでは結果が出なかった。その後のハビエル・アギーレ、ヴァイッド・ハリルホジッチ両監督もうまく行ったとは言えません。それでも、ビジョン自体は間違っていなかったと考えています。

 結束力や一体感といった側面を考えれば、日本人監督が続けるのが一番良いと思いますが、選手たちの外国語力やコミュニケーション能力も上がっている。あまり国籍にこだわらないほうがいいというのが僕の考え方です」
 
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