【CLポイント解説】アーセナルを木っ端微塵。バイエルン大勝を生んだ4大要素

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年11月05日

4失点後にようやく反撃したアーセナルだが…。

1試合・5失点はアーセナルにとって今シーズン初。怪我人続出というエクスキューズがあったとはいえ、ショッキングな敗戦となった。(C)REUTERS/AFLO

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■ポイント3
相手を混乱させたラームとアラバ

 
 守備に精を出すチアゴとシャビ・アロンソのフォローもあり、攻撃に比重を置けたのがラームとアラバの両サイドバックだ。
 
 タッチライン際を駆け上がるのではなく、ウイングとトップ下の間に生じるスペースに顔を出して、アーセナルの守備陣を混乱させていた。
 
 ラームはミュラーによる2点目(29分)をアシストし、アラバは44分にスーパーミドルで3点目をゲット。相手を惑わせる位置取りでミスの少ないプレーを見せていただけでなく、目に見える結果も残した両雄の働きは称賛されてしかるべきだろう。
 
 
■ポイント4
勝負に出るのが遅すぎたアーセナル

 
 途中出場のロッベンがファーストタッチで4点目を叩き出した55分以降、アーセナルが意地を見せる。
 
 69分、サンチェスが精度の高いクロスを送り、ジルーが胸トラップから鮮やかな一撃を突き刺した。その後も何度かゴールに迫ったものの、89分、ミュラーにいわばダメのダメを押されてしまった。
 
 振り返れば、アーセナルが攻勢を強められたのは、0-4と勝負が決まってから。それでも勇気を持って前に出た結果、何度かチャンスは作れていた。
 
 ウォルコットやベジェリンら主力を欠いていた戦力事情はあるにせよ、敵地でも堅守速攻に徹するのではなく、本来の攻撃的スタイルで真っ向勝負に挑むアーセナルを観たかったファンは少なくないはずだ。
 
文:遠藤孝輔
 
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