前向きの選手にボールを渡して時間を作る
ゴールに多く絡むFWやGK、DFと比べて、守備的MFのボランチは試合のハイライトシーンに絡むケースはそこまで多くない。“分かりやすい”凄さが見えにくいとも言われるポジションの見方や、中盤の攻防、バイタルエリア攻略へとつなげる攻撃のアプローチなどについて訊いた。
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ボランチはチームの真ん中にいるポジションなので、攻撃も守備もこなしながら、つなぎ役にならないといけません。ボランチがどっしりと中央に構えていられるチームは良いチームというか、安定した試合運びができると思います。
そのため、味方だけでなく相手を含めて、ボールの動きを常に見るようにしていました。味方と相手を含めて、どこにいて何を考えているのか。相手が何をされたら嫌なのか。相手が前向きな状態でプレーできているのか。それとも、少し「やりづらいな」と思ってプレーしているのか。そういった点を相手の表情を含めて見るようにはしていました。
また、人と人のその距離感、距離が遠いとボールが拾えないですし、つなげられなくなります。選手同士の距離の調整は、前後左右とも気にしていました。
攻守の意識は半々でした。役割とかシステムによって、守備が6になる時もありますし、一緒に組む選手によっては攻撃が6になる時もありますが、基本的なスタンスとしては、5:5でいました。また、チームが押し込んでいれば、その分、高くなりますし、試合展開だったり、相手の状況によって、そこの比重を上げたり下げたりします。
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ボランチはチームの真ん中にいるポジションなので、攻撃も守備もこなしながら、つなぎ役にならないといけません。ボランチがどっしりと中央に構えていられるチームは良いチームというか、安定した試合運びができると思います。
そのため、味方だけでなく相手を含めて、ボールの動きを常に見るようにしていました。味方と相手を含めて、どこにいて何を考えているのか。相手が何をされたら嫌なのか。相手が前向きな状態でプレーできているのか。それとも、少し「やりづらいな」と思ってプレーしているのか。そういった点を相手の表情を含めて見るようにはしていました。
また、人と人のその距離感、距離が遠いとボールが拾えないですし、つなげられなくなります。選手同士の距離の調整は、前後左右とも気にしていました。
攻守の意識は半々でした。役割とかシステムによって、守備が6になる時もありますし、一緒に組む選手によっては攻撃が6になる時もありますが、基本的なスタンスとしては、5:5でいました。また、チームが押し込んでいれば、その分、高くなりますし、試合展開だったり、相手の状況によって、そこの比重を上げたり下げたりします。
また、パサーとしては、僕が長くボールに触るよりも、パスを受けた選手が0・5秒でも1秒でも早くボールを受け取れて、良い状態でプレーできるようにしようと、常に心がけていました。僕が時間をかけないでテンポ良く前向きの選手にボールを渡し、その選手に時間ができるというのは意識していました。
速い攻撃をするにしても、テンポを落とすにしても、選手がコントロールしている部分もあるので、勝っているのか負けているのか、その時によって選ぶプレーも変わってきます。
点差や時間帯を含めて、ボランチの選手だけに注目して見続けるというのも、1つ興味深いかなとは思います。色んなタイプのボランチがいるので、「なんで、このチームはボールがつながらなくて、バタバタ慌ただしい展開が多いのか」とか。
なので、オープンな展開になっているのか、真ん中にいる選手がどういう動きをしているかによって違いますし、どういう声がけをどういう風にしているかで変わってきます。
しっかりコンパクトにできているチームは、後ろの選手、特にセンターバックやボランチの選手がしっかりと舵を取って引き締めている部分があります。
速い攻撃をするにしても、テンポを落とすにしても、選手がコントロールしている部分もあるので、勝っているのか負けているのか、その時によって選ぶプレーも変わってきます。
点差や時間帯を含めて、ボランチの選手だけに注目して見続けるというのも、1つ興味深いかなとは思います。色んなタイプのボランチがいるので、「なんで、このチームはボールがつながらなくて、バタバタ慌ただしい展開が多いのか」とか。
なので、オープンな展開になっているのか、真ん中にいる選手がどういう動きをしているかによって違いますし、どういう声がけをどういう風にしているかで変わってきます。
しっかりコンパクトにできているチームは、後ろの選手、特にセンターバックやボランチの選手がしっかりと舵を取って引き締めている部分があります。