「ピンチの後にチャンスあり」をコスタリカは理解していた
【ポイント④:得点の匂い】
失点シーンは、吉田選手のクリアからでしたが、そのシーンの前にも吉田選手からダイレクトのパスをパスカットされて危険なシーンになりかけた瞬間がありました。
失点シーンは、吉田選手のクリアからでしたが、そのシーンの前にも吉田選手からダイレクトのパスをパスカットされて危険なシーンになりかけた瞬間がありました。
その際にリスク管理として周りの選手がミスに対して怒鳴ってでもそのようなプレーは危険だと伝えるべきでした。この試合を通じてコスタリカは自陣深くからチャンスの形は作れる状況ではありませんでした。
だからこそ、コスタリカ側からすると攻撃→守備→攻撃の連続で日本がバランスを崩した際にしか、チャンスを見出せませんでした。そのチャンスを一度だけでなく、二度も与えてしまい、二度目で仕留められてしまいました。
多くのみなさんが一度のピンチで失点したと思われたのではないでしょうか。しかし、ゴールになる前に伏線となるシーンが、すでに起きていました。しかもそのミスシーンは、時間的にも得点シーンから遡って、短いスパンで起きていました。
チャンスの匂いをコスタリカは嗅ぎつけていたように感じました。失点シーンの前には日本にも何度かチャンスがあったので、「行ける」という油断が出てしまっていたからかもしれませんが、「ピンチの後にチャンスあり」をコスタリカは理解していました。
この敗戦によってスペインに勝たなければグループステージ突破は難しくなったと思いますが、はたしてどのようにして勝つのか。これから森保一監督はメンバー選考・攻撃パターンを考えていくと思います。
攻撃的なアクション(交代)はW杯に入ってから積極的になりました。あとはピッチ上で試合中に変化を出せるようになってほしいです。
勝つことを願って応援します。
<了>
橋本英郎
PROFILE
はしもと・ひでお/1979年5月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、AC長野パルセイロ、東京ヴェルディでプレー。2019年からJFLのFC今治に籍を置き、入団1年目で見事チームをJ3昇格に導く立役者のひとりとなった。2021年5月2日の第7節のテゲバジャーロ宮崎戦で、J3最年長得点(41歳と11か月11日)を記録。2022年は関西1部リーグ「おこしやす京都AC」に籍を置いた。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場。現役フットボーラーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中だ。173センチ・68キロ。血液型O型。
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だからこそ、コスタリカ側からすると攻撃→守備→攻撃の連続で日本がバランスを崩した際にしか、チャンスを見出せませんでした。そのチャンスを一度だけでなく、二度も与えてしまい、二度目で仕留められてしまいました。
多くのみなさんが一度のピンチで失点したと思われたのではないでしょうか。しかし、ゴールになる前に伏線となるシーンが、すでに起きていました。しかもそのミスシーンは、時間的にも得点シーンから遡って、短いスパンで起きていました。
チャンスの匂いをコスタリカは嗅ぎつけていたように感じました。失点シーンの前には日本にも何度かチャンスがあったので、「行ける」という油断が出てしまっていたからかもしれませんが、「ピンチの後にチャンスあり」をコスタリカは理解していました。
この敗戦によってスペインに勝たなければグループステージ突破は難しくなったと思いますが、はたしてどのようにして勝つのか。これから森保一監督はメンバー選考・攻撃パターンを考えていくと思います。
攻撃的なアクション(交代)はW杯に入ってから積極的になりました。あとはピッチ上で試合中に変化を出せるようになってほしいです。
勝つことを願って応援します。
<了>
橋本英郎
PROFILE
はしもと・ひでお/1979年5月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、AC長野パルセイロ、東京ヴェルディでプレー。2019年からJFLのFC今治に籍を置き、入団1年目で見事チームをJ3昇格に導く立役者のひとりとなった。2021年5月2日の第7節のテゲバジャーロ宮崎戦で、J3最年長得点(41歳と11か月11日)を記録。2022年は関西1部リーグ「おこしやす京都AC」に籍を置いた。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場。現役フットボーラーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中だ。173センチ・68キロ。血液型O型。
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