プロ野球はJリーグが誕生しても動じることはなかった。

10月18日に行なわれた京都戦に先発出場したカズ。怪我で途中退場するアクシデントに見舞われたが、試合後は元気な姿でラグビー日本代表の松島選手とツーショット。(C) Getty Images
22年前、Jリーグの誕生によって、プロ野球も一時期、同じプロスポーツとして比較される場面が多々あったはずだ。しかし、サッカーが大きなブームとなっていた当時に、やはりそこで動じない心を持って、毅然と「プロ野球」という存在であり続けてきたことが、多様になってきた日本プロスポーツ界のなかでも、いまだ別格の地位を保証しているのであろう。
あの時、プロ野球界は自滅していく道へ進まなかった。野球界を詳しく知らないこともあるが、何故そう思うのかと言えば、プロ野球は今も昔もセパ6チームずつ12球団のスポンサー名を付けリーグが運営されているからだ。
プレーオフ制度の是非については、僕の畑ではないからここでは論じないけど、個人的には昔のようにリーグ優勝同士の日本シリーズが好きだった。けれど、そこはサッカー界も野球界も考え抜いての決断なのだろう。
それを考えたらサッカー界は自滅してはいけない。焦らずドンと構えて、我が道、サッカー道を走り続ければ良いのだ。手本になり、歴史のあるプロ野球界が動じなかったように、ワールドカップに5大会連続で出場している日本のサッカー界が、他競技の躍進や代表のちょっとした不調でネガティヴになる必要があるのか?
もちろん慢心、油断はしてはいけないし、このままで良いと思うことより、もっと上を目指す志は必要だ。一方で、ラグビーの南アフリカ代表のような事態を招いてはいけない。間違いなく日本を舐めてかかった結果だろう。どんな相手でも舐めてかかったらこういうことは起きる。
ただ、プロスポーツはいつも謙虚にいる必要もない。自信を貫いていくべき時もある。
久しぶりにカズの試合を三ツ沢に見に行った。カズは出場から20分で怪我で退場。しかし20分間、カズで楽しめた。カズも48歳で怪我を恥じる必要もない!
心配はご無用。カズは堂々としていた。終わった後、ラグビーオールジャパンの松島幸太朗選手と記念撮影し、談笑していた。
これでいいのだ! と思う。ネガティヴに考え過ぎる必要はない。
「自滅」していけない。良き道を、自信を持って謙虚に進むべきだ。それが、日本サッカーが選ぶべき道だと思う。「日本サッカーの衰退」と言われないように力を合わせて!
2015年10月21日
三浦泰年
あの時、プロ野球界は自滅していく道へ進まなかった。野球界を詳しく知らないこともあるが、何故そう思うのかと言えば、プロ野球は今も昔もセパ6チームずつ12球団のスポンサー名を付けリーグが運営されているからだ。
プレーオフ制度の是非については、僕の畑ではないからここでは論じないけど、個人的には昔のようにリーグ優勝同士の日本シリーズが好きだった。けれど、そこはサッカー界も野球界も考え抜いての決断なのだろう。
それを考えたらサッカー界は自滅してはいけない。焦らずドンと構えて、我が道、サッカー道を走り続ければ良いのだ。手本になり、歴史のあるプロ野球界が動じなかったように、ワールドカップに5大会連続で出場している日本のサッカー界が、他競技の躍進や代表のちょっとした不調でネガティヴになる必要があるのか?
もちろん慢心、油断はしてはいけないし、このままで良いと思うことより、もっと上を目指す志は必要だ。一方で、ラグビーの南アフリカ代表のような事態を招いてはいけない。間違いなく日本を舐めてかかった結果だろう。どんな相手でも舐めてかかったらこういうことは起きる。
ただ、プロスポーツはいつも謙虚にいる必要もない。自信を貫いていくべき時もある。
久しぶりにカズの試合を三ツ沢に見に行った。カズは出場から20分で怪我で退場。しかし20分間、カズで楽しめた。カズも48歳で怪我を恥じる必要もない!
心配はご無用。カズは堂々としていた。終わった後、ラグビーオールジャパンの松島幸太朗選手と記念撮影し、談笑していた。
これでいいのだ! と思う。ネガティヴに考え過ぎる必要はない。
「自滅」していけない。良き道を、自信を持って謙虚に進むべきだ。それが、日本サッカーが選ぶべき道だと思う。「日本サッカーの衰退」と言われないように力を合わせて!
2015年10月21日
三浦泰年