11月12日、國學院久我山との決勝戦に挑む
このFKの教えは今も大事に心に刻んであり、利き足は違うが、プレースキックの時には常にあのフォームがイメージにある。さらに驚いたのが、中村のプレーへの意識だ。
自宅で一緒にウイニングイレブンを対戦モードでプレーしていた時、中村のあまりの強さに百瀬は歯が立たなかった。その時に「俺はウイニングイレブンの感覚でプレーしているよ」と言われ、その意味が今、ようやく分かってきたという。
「小学生の僕には理解できなかったのですが、真剣に将来はプロサッカー選手になりたいと思うようになってから、それだけ俊輔さんはプレーしながら第三者としてピッチを俯瞰して見ていることが分かって、僕もそうなりたいと強く思うようになったんです」
自分にはスピードもサイズもない。しかし、中村から教えてもらったプレースキック、キックの強度がある。何より自分が一番サッカーが好きで、チームのために、周りの人たちのために気持ちを見せて戦えるスピリットがある。
「俊輔さんは本当にサッカーが大好きな人だということが伝わってきて、オフの日でもボールを蹴ったり、自分の身体と真剣に向き合っていた。それを間近で見てきたからこそ、僕も細部にこだわって、小さなことでも徹底してやることを苦じゃないと思えるようになったし、僕のような選手はそれをよりしないと生き残っていけないと痛感できた」
自宅で一緒にウイニングイレブンを対戦モードでプレーしていた時、中村のあまりの強さに百瀬は歯が立たなかった。その時に「俺はウイニングイレブンの感覚でプレーしているよ」と言われ、その意味が今、ようやく分かってきたという。
「小学生の僕には理解できなかったのですが、真剣に将来はプロサッカー選手になりたいと思うようになってから、それだけ俊輔さんはプレーしながら第三者としてピッチを俯瞰して見ていることが分かって、僕もそうなりたいと強く思うようになったんです」
自分にはスピードもサイズもない。しかし、中村から教えてもらったプレースキック、キックの強度がある。何より自分が一番サッカーが好きで、チームのために、周りの人たちのために気持ちを見せて戦えるスピリットがある。
「俊輔さんは本当にサッカーが大好きな人だということが伝わってきて、オフの日でもボールを蹴ったり、自分の身体と真剣に向き合っていた。それを間近で見てきたからこそ、僕も細部にこだわって、小さなことでも徹底してやることを苦じゃないと思えるようになったし、僕のような選手はそれをよりしないと生き残っていけないと痛感できた」
今、百瀬は学んできたことを身体いっぱいで表現しているからこそ、筆者も観衆も彼のプレーに惹き寄せられる。
いよいよ11月12日に5年ぶりの選手権出場をかけて、國學院久我山との決勝戦を迎える。最後に彼は今後に向けた決意をこう口にしてくれた。
「中村俊輔という偉大な選手の存在が、今の僕を作り上げていると言っても過言ではありません。いつか俊輔さんみたいな人を惹きつけるようなプロサッカー選手になれるように。自分の人生において選手権は通過点ですが、まずは決勝に向けて万全の準備をして臨みたい。勝負の神様は細部に宿るので」
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【中村俊輔引退会見PHOTO】ありがとう俊輔!レジェンドが笑顔で引退会見を実施!
いよいよ11月12日に5年ぶりの選手権出場をかけて、國學院久我山との決勝戦を迎える。最後に彼は今後に向けた決意をこう口にしてくれた。
「中村俊輔という偉大な選手の存在が、今の僕を作り上げていると言っても過言ではありません。いつか俊輔さんみたいな人を惹きつけるようなプロサッカー選手になれるように。自分の人生において選手権は通過点ですが、まずは決勝に向けて万全の準備をして臨みたい。勝負の神様は細部に宿るので」
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【中村俊輔引退会見PHOTO】ありがとう俊輔!レジェンドが笑顔で引退会見を実施!