1点を奪う必要があれば「堂安-三笘」のセット起用
勝負のポイントはターンオーバーのタイミングだ。2戦目にするのか、3戦目にするのか。初戦のドイツ戦に負ければ、当然2戦目のコスタリカ戦は勝点3を奪いに行く必要があるから、そのままベストメンバーで臨むだろう。ドイツ戦に勝った場合や引き分けた場合は、コスタリカ戦でターンオーバーするのかどうか。
理想はドイツ、コスタリカに連勝し、3戦目のスペイン戦でターンオーバーで全ての選手を使い、フレッシュな状態でノックアウトステージに進出すること。いずれにしてもグループステージの状況に応じて対処しなければならないわけだから、森保監督やコーチングスタッフらの頭を悩ませる。
グループステージを突破する可能性を高めるためには、やはり初戦のドイツ戦で勝点1は奪いたい。
選ばれた26人のメンバーすべての選手がベストコンディションということを前提にドイツ戦のスタメンを選ぶとしたら、次のようになるのではないか。
ゴールキーパーはシュミット・ダニエル、4バックは左から伊藤洋輝、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹。ダブルボランチは守田英正と遠藤航、2列目は左から久保建英、鎌田大地、伊東純也。そして1トップは浅野を予想する。
もっとも、この11人はあくまでスターティングメンバーに過ぎない。試合状況により交代枠をフル活用し戦う。例えば、1点を奪う必要があれば、「堂安-三笘」をセット起用する。逃げ切りたいなら、板倉をセンターバックに加え2枚から3枚にする。あるいはボランチに入れるなど、クローザーとしての投入も考えられる。
より攻撃的にしたい場合は、ディフェンスラインを伊藤-冨安-吉田の3枚にして3-4-3に変更。右は酒井(または伊東)をウイングバックとし、左は相馬勇紀を起用することも予想される。
点を奪いたい時のファーストチョイスは「堂安-三笘」になるだろうが、2トップにしクロスを多用したい場合の両サイドの選手起用を考えた時、左の攻撃的なバックアッパーとして相馬を選んだはずだ。原口の落選は残念であるが、戦術的な理由による苦渋の選択だろう。
理想はドイツ、コスタリカに連勝し、3戦目のスペイン戦でターンオーバーで全ての選手を使い、フレッシュな状態でノックアウトステージに進出すること。いずれにしてもグループステージの状況に応じて対処しなければならないわけだから、森保監督やコーチングスタッフらの頭を悩ませる。
グループステージを突破する可能性を高めるためには、やはり初戦のドイツ戦で勝点1は奪いたい。
選ばれた26人のメンバーすべての選手がベストコンディションということを前提にドイツ戦のスタメンを選ぶとしたら、次のようになるのではないか。
ゴールキーパーはシュミット・ダニエル、4バックは左から伊藤洋輝、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹。ダブルボランチは守田英正と遠藤航、2列目は左から久保建英、鎌田大地、伊東純也。そして1トップは浅野を予想する。
もっとも、この11人はあくまでスターティングメンバーに過ぎない。試合状況により交代枠をフル活用し戦う。例えば、1点を奪う必要があれば、「堂安-三笘」をセット起用する。逃げ切りたいなら、板倉をセンターバックに加え2枚から3枚にする。あるいはボランチに入れるなど、クローザーとしての投入も考えられる。
より攻撃的にしたい場合は、ディフェンスラインを伊藤-冨安-吉田の3枚にして3-4-3に変更。右は酒井(または伊東)をウイングバックとし、左は相馬勇紀を起用することも予想される。
点を奪いたい時のファーストチョイスは「堂安-三笘」になるだろうが、2トップにしクロスを多用したい場合の両サイドの選手起用を考えた時、左の攻撃的なバックアッパーとして相馬を選んだはずだ。原口の落選は残念であるが、戦術的な理由による苦渋の選択だろう。
ベスト8の鍵を握るのは、いかにして得点を奪うかになる。やはりトップ下の鎌田の活躍は外せないだけに、ブンデスリーガでの好調を維持しゴールを重ねてもらいたい。
ドイツ、スペイン相手に押し込まれる展開が予想されるなかで勝機を見出すためには、セットプレーも重要になる。そのキッカーとしても鎌田に期待がかかる。
その他には組み合わせとして魅力的な「堂安-三笘」をどのタイミングで起用していくかにも注目している。森保監督がどんな選手起用をするのか楽しみだ。
まずは本大会に向けて全ての選手が怪我なくベストコンディションでその日を迎えてほしい。
【著者プロフィール】
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水商高―筑波大―磐田―ユトレヒト(オランダ)―磐田―名古屋―熊本―千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からオランダ2部VVVフェンロのコーチとして指導にあたり、2016-17シーズンのリーグ優勝と1部復帰に導いた。以後、イングランドのリーズ・ユナイテッドや日本サッカー協会のスタッフなどを歴任。今年9月に古巣・磐田のスポーツダイレクターに就任した。
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