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G大阪加入内定の“静学10番”髙橋隆大。見違えた高校3年間での変化と成長「今は全部自分がやるメンタルがある」

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2022年10月25日

仲間を信じながらも自分が全てやる

今季から髙橋の雰囲気に変化が。仲間に激しく指示をする姿も見られるようになった。写真:松尾祐希

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 ピッチ外では、お調子者のムードメーカーというイメージだったが、今年に入ると、雰囲気が少し変わったように思えた。シーズン開幕前の2月、筆者が学校の練習場を訪れると、仲間に厳しい声を掛ける髙橋の姿があった。

 ただ、根底にある盛り上げ役の部分は変わらない。「静かなのは嫌。もっとワイワイして欲しいし、なんで乗ってくれないんやって思うこともあるんですけどね。とにかくチームカラー的にも今年は大人しい」という仲間の性格を踏まえ、盛り立てるために今まで以上に声を出すようになった。

 だが、厳しいことを言うのであれば、自分も行動で示さなければならない。今年はエースナンバーの10番を託されただけに、結果が誰よりも必要だった。
 
 ゴールにこだわったのもそのためだ。昨季までは決定力が課題で、U-17日本代表の合宿でも森山佳郎監督から何度も指摘を受けていたが、今季は18試合で7得点。インターハイでは惜しくも県予選準決勝で敗れたものの、夏以降は、今回の東福岡戦のようなチームを救うゴールも増えてきた。

「気持ちの面で、中学の時は自分以上に点を取ってくれる選手がいたけど、今は全部自分がやるというメンタルがある。そこは本当に強くなった」

 仲間を信じながらも自分が全てやる――。組み立てから仕掛け、そして最後のフィニッシュ。3年生になって高まった責任感がなければ、中3の時にユース昇格を逃した古巣・G大阪への加入内定も実現しなかっただろう。

 残された高校生活もあとわずか。ムードメーカーだった男は、自他共に認める“静学の10番”となり、最後の冬に挑む。昨冬の選手権ではベスト8で敗退し、今夏のインターハイは県予選の準決勝で敗れただけに、このままでは終われない。最後の高校サッカー選手権でどのようなプレーを見せるのか、注目だ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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