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ポジション奪取の“一瞬”を虎視眈々と狙う原口元気、11.23ドイツ戦に照準「必ず自分のタイミングが来る」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年10月16日

大舞台にピークを持っていく術は持ち合わせているはず

ウニオンではインサイドハーフが主戦場。熾烈なレギュラー争いに挑むなか、先発した9日のシュツットガルト戦では気持ちのこもったプレーで1-0の勝利に貢献した。(C)Getty Images

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 実際、今の原口は伊東や三笘薫のように強烈な個の力と打開力を売りとする選手ではないかもしれない。が、その走力やスプリント能力は30代になって衰えるどころか、より研ぎ澄まされている。

 それは、10月9日のシュツットガルト戦(ブンデスリーガ)の83分間、13日のマルメ戦(ヨーロッパリーグ)の67分間を見ても明らか。とりわけ後者では守備の強度のみならず、ゴール前への迫力ある侵入、外に開きながらの豪快なドリブル突破を見せるなど、攻撃面でも大いにアクセントになっていた。

 W杯になれば、それだけのハードワークが必要になってくるし、伊東や三笘だけに頼っているわけにはいかない。そんな現状を原口には改めて認識して、今一度、サイドで戦う覚悟を固めてほしい。かつて浦和時代に見せていたヤンチャな部分を表に出すことなく、内に秘めたままでは、本当にもったいないのだ。

 本人としては、今季のブンデスリーガで首位を走るウニオンでインサイドハーフ争いの真っ只中にあり、8月末から9月にかけてのリーグ戦はほぼ出番のない状態を強いられた。ここ最近になって前述のシュツットガルト戦、マルメ戦と出場時間が増えているが、少しでも気を抜くとベンチ外もあり得る。

 熾烈な争いを強いられているため、代表でサイドプレーヤーとして戦うことを考える余裕がないのかもしれないが、31歳の経験豊富な選手として大舞台にピークを持っていく術は持ち合わせているに違いない。
 
 それが、本人の言う「監督が使いたくなるようなプレーをする」ということにつながるのではないか。

「『大一番は彼だろう』と思われるプレーをしないといけない」と強調した通り、4年前のベルギー戦で先制弾を叩き出したような強烈なインパクトを残すことに集中するしかない。原口は、必ずそれができる選手に他ならない。

「ポジションに関しては、奪う時も奪われる時も一瞬。その一瞬を虎視眈々と狙うだけ。必ず自分のタイミングが来ると信じています」と話していた通り、ようやくウニオンできっかけを掴みつつある。

 このまま調子を上げて、約1か月半後のドイツ戦に突き進むしかない。苦しかった4年間を乗り越え、4年前にあと一歩で果たせなかった8強入りの原動力となること。そこに集中してほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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