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「社員5人で絶対に実現すると語っていた」JFL初“新国立”開催でリーグ史上最多観客数!クリアソン新宿の挑戦

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年10月10日

1万6000人超の観客は大半が有料入場

残り6戦にJFL残留をかける。(C)SOCCER DIGEST

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 JFL史上最多観客数をマークしたが、チケットを“バラまいた”わけではない。丸山代表によると、無料招待券は地元・新宿区の子どもたちに配った1割程度。大半の観客は“お金を払って”試合を見に来たのだ。

 また、対戦相手は元日本代表のレジェンドである三浦知良が在籍する鈴鹿だったが、“カズありき”で試合を組んだわけではなかった。丸山代表は、経緯を明かした。

「まずは新宿でやりたい。国立競技場ありきで、相手はどこであっても新宿の皆さんに見ていただきたい。その中で、影響力のある方がいるチームなので。運用とかスタジアムのレギュレーションとか考えると、一番いいんじゃないかと」

 JFL史上最多観客数の“記録ホルダー”として歴史に名を刻んだが、その進歩の度合いも異例だ。2019年に6部相当の関東社会人2部、2020年に5部相当の関東社会人1部に昇格してきた。その中で、新型コロナウイルス感染症対策の観客入場制限の影響もあり、チーム初の“有料観客入場試合”は今年3月だった。

 丸山代表は「観客数5ケタはまた新たなチャレンジ。もっと運営を磨かなければならないと、うちのメンバーが理解できた。これからは、小さめのスタジアムを使うが、国立の基準を忘れないようにしっかりと、どなたが来ても安心安全に楽しんでいただける運営作り。国立レベルから逆算できるようになったのは大きい」と語った。
 
 さらに、今回の経験から、前向きな課題と手応えがあったと明かした。

「普段J1のクラブさんは観客が5万人来たり、普段から1万人や2万人を当たり前に集めている。改めてすごいと感じた。われわれも、もっともっと次回から色々やらねば。スポーツビジネスは、やっぱり面白いものなんだと改めて感じた」

 競技面では、厳しい現実もある。初挑戦のJFLで現在16チーム中15位。J3の最終結果次第で降格枠が減る可能性もあるものの、現時点では“降格圏”にいる。成山監督、岡本、丸山代表は、3人とも現状のプレーへの課題を口にしていた。

 さらに羽ばたくために。新宿はJFL残留をかけてラスト6戦に臨む。次戦は10月16日、敵地で高知ユナイテッドSCと相まみえる。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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