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昌平高からプロ入り――FC東京内定のMF荒井悠汰、鹿島内定のDF津久井佳祐。両クラブのスカウトが明かす獲得の舞台裏

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年09月28日

「技術と強さを兼ね揃え、ドリブルで剥がせていける」

 FC東京の吉本スカウトは、「昌平高校さんから初めてFC東京に加入。我々を選んでくれて嬉しく思っております。荒井選手はFC東京が目ざしているJ1初優勝、勝ち続けるチームになること、そこから世界に羽ばたく選手を送り出していくという理念と一致したことが一番の獲得の理由です」と語った。

 吉本スカウトは荒井が1年の頃からずっと注目しており、「ほぼ昌平高校のスタッフなんじゃないかというくらいでしたね」と笑ったように、頻繁に昌平の試合に足を運んでいた。

「プレー面ではしっかりとした技術と強さを兼ね揃えていて、ドリブルで剥がせていける選手。ピッチ外では向上心が高い。実際にルヴァンカップも3試合出場していますし、リーグ戦でも1試合メンバー入りしています。これからも一緒に成長してほしい」と期待を口にした。

 さらに吉本スカウトは、会見の場でアルベル監督からメッセージがあると伝えた。

「若手選手の持つべき、挑む姿勢だったり、ミスを恐れずにチャレンジする姿勢。これは昌平高校さん、FCラヴィーダさん、ご両親や家族の教育のおかげで養われたものなので、感謝を伝えてほしい」
 
 アルベル監督からの思わぬエールに荒井は、「素直にすごく嬉しいです。ドリブルでミスを恐れずに仕掛ける姿勢はとても大切だと思うので、1年目からどんどんチャレンジしていきたい」と笑顔を見せる一幕もあった。

 これで昌平高からは7年連続でJリーガーが誕生。荒井と津久井を含めて計16人に。さらに近年は昌平高の下部組織にあたるFCラヴィーダ出身の選手が増えており、荒井と津久井もラヴィーダ出身。6年のスパンでの育成が形となっている。

 来年以降もプロ入りが期待される1、2年生がおり、この記録はさらに続くかもしれない。先輩の姿を見て、後輩が育つ。昌平高に良いサイクルができ上がっていることを実感できた合同記者会見であった。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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