昌平高からプロ入り――FC東京内定のMF荒井悠汰、鹿島内定のDF津久井佳祐。両クラブのスカウトが明かす獲得の舞台裏

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年09月28日

「カバーリングが的確で、相手が嫌なところにいる」

来季のプロ内定を勝ち取った荒井(左)と津久井(右)。27日の会見で意気込みを語った。写真:安藤隆人

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 FC東京内定のMF荒井悠汰、鹿島アントラーズ内定のDF津久井佳祐。9月27日、昌平高校の2人の3年生が、合同でJリーグ加入内定者記者会見を行なった。

 会場には両チームのフラッグとマスコット、ユニホームが展示され、荒井、津久井の2選手に加え、昌平高の城川雅士校長と藤島崇之監督、FC東京・強化部スカウトの吉本一謙、鹿島・プログループスカウト担当の牛島真論が揃った。

 城川校長が語るには、荒井はクラスのムードメーカーで、かつ休み時間に自習室で勉強に打ち込むなど、サッカーと勉強ともに真面目な一面があり、津久井は寡黙だが、定期考査でクラス1位になるなど、学業優秀な側面が紹介された。

 緊張した面持ちで、多くの報道陣が詰めかけた会見の席に座った2人。フィジカル的な強さと足もとの技術を持ち、藤島監督からも「昌平らしくない選手」と評されるほど、柔剛兼用のアタッカーである荒井は、「FC東京はゴールキーパーからビルドアップとワンタッチを駆使して丁寧に組み立てますし、サイドの選手はドリブルで仕掛けるタイプが多かったので、自分のプレースタイルと合っていると思いました」とクラブの印象を語った。

 さらに「いち早く試合に出て、FC東京の勝利に貢献したいですし、そのために練習後に対人をもっと鍛えて、両足のキックやボールコントロールを磨いていきたいと思います」と将来の展望を語ってくれた。

 CBとしてビルドアップの能力に長け、ドリブルでの持ち出しと、左右両サイドや前線に通すことができる長短の正確なキックが売りの津久井は、「鹿島は常勝軍団なので、僕の勝ちにこだわる姿勢を見てほしいです。僕は代表に一度も入ったことがなくて、周りがどんどん入っていくなかで、凄いと思いながらも悔しかったので頑張りたいし目ざしたい」と意気込みを口にした。
 
 両スカウトもそれぞれの選手の獲得経緯を説明。鹿島の牛島スカウトは、「津久井選手は昨年からCBとして守備の中心でプレーをしていて、何度か試合を見させてもらうと、最後の最後に津久井選手がいるんです。カバーリングが的確で、相手が嫌なところにいる選手だなと思っていました」と、高い危機察知能力に着目した。

 さらに獲得の決め手となったのは、7月下旬のインターハイだったという。津久井は準々決勝の大津戦で、前半21分に右足を負傷。準決勝は松葉杖姿で試合を見守り、チームは帝京に0−1で敗れた。

「もちろん本人は怪我をして不本意な大会になったと思いますが、我々はそこでのパフォーマンスを見て、将来、鹿島アントラーズで活躍できるような選手になれると思ってオファーをさせてもらいました。まずは怪我をしっかりと治してほしいと思います」(牛島スカウト)と、怪我をする前のプレーが評価されての獲得となった。
 
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