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【バイタルエリアの仕事人】vol.20 千葉和彦|大事なのはいかに味方に“時間とスペース”を提供するか。オランダでの経験が活きている

カテゴリ:連載・コラム

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年09月29日

川崎のような相手にも戦えるチームになっていかないといけない

今シーズンからチームを率いる松橋監督。アルベル前監督のポゼッションサッカーを引き継ぎ、魅力あるサッカーを展開している。写真:徳原隆元

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 松橋監督が志向する、ポゼッションサッカー。「サポーターも楽しんでくれているはず」と現在のスタイルに手応えを示す千葉は、バイタルエリアを有効に使って相手を崩し切るため、最終ラインからどう攻撃をサポートしていこうと考えているのか。

――◆――◆――

 ポゼッションサッカーというのは、どうしてもボールを握っているだけで満足してしまいがちになる。せっかくピッチの3分の2まで前進したのに、取られそうになったから、GKまで下げてしまうのでは意味がないんです。

 その不安が今の新潟にはない。センターラインをボールが越えた時に、周囲の選手が前に走り出すタイミングなどの共通理解は、今シーズン、手応えを感じています。
 
 チームの攻撃をサポートするためにセンターバックとして自分が大事にしているのは、いかに味方に時間とスペースを提供するかという部分です。

 最終ラインで繋いでいる時に、自分の前にスペースを見つけたら、積極的にドリブルで運んで、相手を引き付けてからパスを供給する。それによって、相手の陣形が崩れて、バイタルエリアにも有効なスペースが生まれるし、敵陣でボールを持てる時間も増える。どう時間とスペースの“貯金”を作って、前の選手に効果的なボールを供給できるかを考えながらプレーしています。

 なかでも、フロンターレは、特にバイタルエリアを使うのが上手いなと思います。最後の崩しや、3人目の連係などのレベルが非常に高い。もし対戦するなら、家長(昭博)選手が体調不良で試合に出ないのを願いますね(笑)。

 それは冗談で、今年の新潟は攻撃で特長のあるチームなので、川崎のような相手にもしっかり攻撃で自分たちの良さを発揮し、戦えるチームになっていかないといけないですよね。
 
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