• トップ
  • ニュース一覧
  • 【バイタルエリアの仕事人】vol.20 千葉和彦|新潟はプロにしてもらったチーム。サポーターにはJ1で戦っている姿を見せて恩返ししたい

【バイタルエリアの仕事人】vol.20 千葉和彦|新潟はプロにしてもらったチーム。サポーターにはJ1で戦っている姿を見せて恩返ししたい

カテゴリ:連載・コラム

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年09月30日

負傷離脱中はみんなのストロングを引き出したいと思った

千葉は今季、第24節・群馬戦後に人生で初めてのギックリ腰となり、約1か月以上、戦列離脱を余儀なくされた。写真:徳原隆元

画像を見る

 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第20回は、昨シーズン、10年ぶりにアルビレックス新潟に復帰したDF千葉和彦だ。

 前編では、松橋力蔵新監督の印象や、ポゼッションサッカーを志向するチームでの攻撃への関わり方、チームメイトの成長などを語ってもらった。後編では、CBを本職とする千葉の守備に対する思考や流儀、J1昇格への想いなどを深く掘り下げていく。

 まずは、今季の負傷離脱について。千葉は7月2日の第24節・群馬戦後に腰の痛みを訴え、チームを離脱。その後、約1か月以上にわたって試合に出られない時期が続いたなかで、どうチームをサポートしていたのか。

――◆――◆――
 
 ほぼ初めてギックリ腰になって、これが噂のやつかと思いました(笑)。ただ、やってしまったものはしょうがないし、自分が戦列に戻った時に、何をチームに還元できるかを考えながらリハビリをして、試合を見ていた生活だったので、そこまで気落ちすることはなかったです。約1か月くらいサッカーができない時期はありましたけど、そこまで落ち込まなかったですね。

 自分が離脱中、チームはなかなか試合に勝ち切れない状況が続きました。相手チームがしっかりと対策をしてきている印象が強く、自分たちの得意な部分を消されてしまっていた。うまくディフェンスラインの乱れを突いてくるとか、徹底的に研究されたことで苦戦しました。

 そんな状況で、離脱中の自分がチームに対して何をできるかと考えた時に、みんなのストロングを引き出したいと思ったんです。チームのムードメーカーだと言われることがあって、自分自身ではそんなことを思っていないんですけど、選手たちにプレッシャーもかかるなかで、いかにリラックスした雰囲気を作って、チームメイトに本来の力を出してもらうかを考えていましたね。

 自分が最年長だからやらなきゃいけない、という意識はないんですが、それぞれの選手たちが力を最大限に発揮できるようなアプローチをピッチ外でもできればなと思っています。
 
【関連記事】
【バイタルエリアの仕事人】vol.20 千葉和彦|大事なのはいかに味方に“時間とスペース”を提供するか。オランダでの経験が活きている
【バイタルエリアの仕事人】vol.10 小野伸二|「僕を目指してはだめ」黄金世代の“天才”が子供たちに伝えたい“努力”の重要性
【バイタルエリアの仕事人】vol.3 柿谷曜一朗|ナニワの天才が語る最重要エリアの魅力。手本にしている選手は…
【バイタルエリアの仕事人】vol.1 遠藤保仁|日本を代表する司令塔は攻守の重要局面で何を見ているのか?
【バイタルエリアの仕事人】Vol.14 青山敏弘|「もう一度Jリーグで勝負できる選手に…」プロ19年目のワンクラブマンを支えた武器と恩師の教え

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ