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指導もする。運営も手がける。エネルギッシュなセカンドキャリア。元グランパス田鍋陵太の多忙な日々

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2022年09月26日

プロジェクトそのものの価値向上に取り組む

世代別代表にも名を連ねた現役時代は、名古屋や熊本などで活躍。スピードとパワフルなプレーが魅力のアタッカーだった。(C)SOCCER DIGEST

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 指導者としての興味と意欲は膨らむ一方で、今年からは愛知県で開催されていた「未来の日本代表発掘プロジェクト」への本格的な参画も始まった。

 簡単に説明すると、この発掘プロジェクトというのは関連イベントである「感謝プロジェクト」で、ゲスト参加した元Jリーガーなどが選んだ小学校3年生~中学生の選手が参加資格を得て、月に1回のペースで本格的な指導を無償で受けられるというもの。

 田鍋はこの感謝プロジェクトにゲストとして呼ばれたことをきっかけに、発掘プロジェクトとの関係性を深め、3月からは指導だけでなく運営面でもその手腕を発揮。田鍋による直接指導だけでなく、メンタルコーチ、栄養指導のコーチ、コンディショニングコーチによる指導も無償で受けられる非常に有益な育成プロジェクトであった反面、「無償であるがゆえの緩みも出てきてしまっていた」という改善点に着手し、一般セレクションやチーム内セレクションの実施で緊張感を持たせるなど、ここでも付加価値、プロジェクトそのものの価値向上に取り組んでいる。
 
 田鍋の参画によって「内容も、周囲の人たちの考え方も変わってきたんですよ」という発掘プロジェクトは、前述の4種類の指導のほか、田鍋による全体ミーティングと映像を使った個人へのフィードバック、そして彼の人脈を生かした「現役選手とのZoom交流会」まで加わり、以前と比べ充実してきている。

 聞けば聞くほど、なぜこれが無償でという企画だが、田鍋は“未来の日本代表発掘”という、そもそものテーマについて育成年代の指導者として共感しているところが強く、「このプロジェクトを本当にやっていきたいなら、そんな生ぬるい考えじゃ成功しないし、子どもたちにとっても、このプロジェクトにとっても良くない」と真摯に取り組む。

 チームとしての遠征や、来年度は各々の所属チームの活動と合わせやすいようにと、指導の回数を月2回に増やすことも決めた。活動の土地柄、自分が所属した名古屋グランパスとの企画も是非したいとしているが、それもまずは基盤の安定あってのことと足もとを見つめ、未来を見据える。
 
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