メッシが今もナンバーワンだと思う
レビンスキ記者:この夏に契約を延長したキリアン・エムバペの影響力が、クラブ内でとてつもなく大きくなっているという指摘がある。あの年齢の選手が、それほど強大な発言権やパワーを得ることなど、実際にありえるのだろうか。
ポチェティーノ:残留させるために、PSGが全力を尽くしたのは間違いない。いまや世界最高のフットボーラーのひとりだからね。無尽蔵のリソースを最大限に生かして、引き留めたのだろう。ただ、キリアンはクラブの青写真を描いている人物ではない。すべてを決めるのは、ナセル・アル・ケライフィ会長だ。
レビンスキ記者:君はPSGで煌びやかなスターたちとともに仕事をしてきた。リオネル・メッシ、エムバペ、ネイマール、セルヒオ・ラモスらを指導した日々は、率直に言ってどうだった?
ポチェティーノ:喜びだった。ほかのコーチ陣とも、よくそんな話をしていたよ。あれほどのビッグネームたちと一緒に戦える機会は滅多にないし、大いなる可能性も感じていた。素晴らしい経験になったと思っている。
レビンスキ記者:君がPSGの監督に就いた時(21年1月)、メッシはまだいなかった。昨シーズンの開幕前に当時のスポーツディレクターだったレオナルドから突然、「メッシがやってくる」と聞かされたそうだね?
ポチェティーノ:ああ、驚いたよ。彼を指導する機会は正直、訪れないと思っていた。なぜなら(エスパニョールでのプレー歴と監督歴がある)私がバルセロナを率いる可能性は低いと考えていたし、メッシはバルセロナでキャリアを終えると確信していたからね。だから、嬉しいサプライズだった。メッシと直に接して、指導もできた。監督冥利に尽きるよ。
レビンスキ記者:だろうね。そんな機会はなかなかない。
ポチェティーノ:本当にラッキーだった。最高のプレーヤーとともに働く。フットボールというスポーツを愛するすべての選手や指導者にとって、それに勝る喜びはない。
ポチェティーノ:残留させるために、PSGが全力を尽くしたのは間違いない。いまや世界最高のフットボーラーのひとりだからね。無尽蔵のリソースを最大限に生かして、引き留めたのだろう。ただ、キリアンはクラブの青写真を描いている人物ではない。すべてを決めるのは、ナセル・アル・ケライフィ会長だ。
レビンスキ記者:君はPSGで煌びやかなスターたちとともに仕事をしてきた。リオネル・メッシ、エムバペ、ネイマール、セルヒオ・ラモスらを指導した日々は、率直に言ってどうだった?
ポチェティーノ:喜びだった。ほかのコーチ陣とも、よくそんな話をしていたよ。あれほどのビッグネームたちと一緒に戦える機会は滅多にないし、大いなる可能性も感じていた。素晴らしい経験になったと思っている。
レビンスキ記者:君がPSGの監督に就いた時(21年1月)、メッシはまだいなかった。昨シーズンの開幕前に当時のスポーツディレクターだったレオナルドから突然、「メッシがやってくる」と聞かされたそうだね?
ポチェティーノ:ああ、驚いたよ。彼を指導する機会は正直、訪れないと思っていた。なぜなら(エスパニョールでのプレー歴と監督歴がある)私がバルセロナを率いる可能性は低いと考えていたし、メッシはバルセロナでキャリアを終えると確信していたからね。だから、嬉しいサプライズだった。メッシと直に接して、指導もできた。監督冥利に尽きるよ。
レビンスキ記者:だろうね。そんな機会はなかなかない。
ポチェティーノ:本当にラッキーだった。最高のプレーヤーとともに働く。フットボールというスポーツを愛するすべての選手や指導者にとって、それに勝る喜びはない。
レビンスキ記者:一方で、そんなチームを率いる監督には、スペシャルなパフォーマンスと勝利が求められる。
ポチェティーノ:つねに5点差以上で勝つことが期待されていた。その重圧を感じなかったかと言えば、嘘になる。昨シーズンに関して言えば、多くの選手がEUROやコパ・アメリカに参加した影響で、最初の1~2か月はコンディションが十分に上がらないままプレ
ーするほかなかった。しかも開幕直後にワールドカップ予選があり、南米の選手たちは長距離移動を強いられた。
PSGは、9割以上が代表選手だ。そんな状況では、まともにトレーニングなどできるわけがないし、高いクオリティーを示すのは困難だ。まっとうな練習が積めるようになって、コンディションも整ってきたのは、後半戦に入ってから。徐々にパフォーマンスも上がっていったが、上がり切る前にマドリーとぶつかった。その後、2位のマルセイユに15ポイントの大差をつけてリーグ・アンを制したが、さっきも言った通り、それは大きな意味をなさなかった。その点、今シーズンはプレシーズンから全員が揃っている。1年前とは違ってね。これは言い訳ではなく、事実を述べているだけだ。
レビンスキ記者:エムバペは現時点で世界ナンバーワンの選手だろうか。メッシやクリスティアーノ・ロナウドよりも、すでに上回っていると見る向きもある。
ポチェティーノ:個人的には、メッシが今もナンバーワンだと思う。当然、エムバペはその称号を引き継ぐべき存在だ。私はネイマールも世界一のひとりだと考えている。
ポチェティーノ:つねに5点差以上で勝つことが期待されていた。その重圧を感じなかったかと言えば、嘘になる。昨シーズンに関して言えば、多くの選手がEUROやコパ・アメリカに参加した影響で、最初の1~2か月はコンディションが十分に上がらないままプレ
ーするほかなかった。しかも開幕直後にワールドカップ予選があり、南米の選手たちは長距離移動を強いられた。
PSGは、9割以上が代表選手だ。そんな状況では、まともにトレーニングなどできるわけがないし、高いクオリティーを示すのは困難だ。まっとうな練習が積めるようになって、コンディションも整ってきたのは、後半戦に入ってから。徐々にパフォーマンスも上がっていったが、上がり切る前にマドリーとぶつかった。その後、2位のマルセイユに15ポイントの大差をつけてリーグ・アンを制したが、さっきも言った通り、それは大きな意味をなさなかった。その点、今シーズンはプレシーズンから全員が揃っている。1年前とは違ってね。これは言い訳ではなく、事実を述べているだけだ。
レビンスキ記者:エムバペは現時点で世界ナンバーワンの選手だろうか。メッシやクリスティアーノ・ロナウドよりも、すでに上回っていると見る向きもある。
ポチェティーノ:個人的には、メッシが今もナンバーワンだと思う。当然、エムバペはその称号を引き継ぐべき存在だ。私はネイマールも世界一のひとりだと考えている。