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「楽しいですよ、やっぱり」三笘薫が口にしたプレミアへの“本音”。ブライトン番記者の印象は?「カオルがピッチに立つと…」

カテゴリ:海外日本人

松澤浩三

2022年09月04日

「カオルがピッチに立つとワクワクする」

ベルギーで研鑽を積み、声価を高めてきた三笘。レギュラー奪取に向け挑戦は続く。(C)Getty Images

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 試合後のミックスゾーンで、地元紙『Sussex Express』でブライトン番務めるサム・モートン記者と話をする機会があった。無論、彼の三笘評も高く、「今晩の試合でもエネルギッシュでデンジャラスなプレーをしていた。相手のディフェンダーもやりにくそうにしていたよね」と話し、「カオルがピッチに立つと、シーガルズ(ブライトンの愛称)のサポーターはワクワクするようだね」と教えてくれた。

「彼のデビュー戦となった今季リーグ2戦目。ニューカッスル戦も一緒で、わずか15分間の出場だったが、非常に良いプレーをして敵の右サイドをきりきり舞いにさせていた。直接的なポジション争いの相手がトロサールだから、なかなか先発出場の機会は訪れないかもしれないが、まだシーズンは始まったばかり。どうなるかは分からないよ」

 レギュラー奪取のために必要となるのが、目に見える結果である。アタッカーで言えば、これはつまりゴールやアシストだ。試合終了間際のアディショナルタイムだけの出場となったウェストハム戦以外、三笘はニューカッスル戦でも、前節のリーズ戦でも、少ない出場時間ながらも必ず好機を繰り出してきた。
 
 この試合でも既述したトロサールのシュートの場面、そして79分にも、三笘がループ気味に浮かせた好ボールをエリア内に入れて、パスカル・グロスの好機を演出してスタジアムを沸かせている。

 シュートまでは至らなかったものの、三笘も「ああいうところを増やしていくっていうのは必要」と感じている。とくにこのフルアム戦では、相手ディフェンダーが2枚つくなど、厳しいマークを受け、得意のドリブルも鳴りを潜めた。そうした状況について彼は「ああいうのが出ると2枚付かなくなってくるので、そこをうまく散らしながらやるっていうのは出さないといけないと思っています」と自己分析している。

 リーズ戦後には、トロサールについて「僕にない部分をたくさん持っているのと、ハードワークの部分もやっぱり違うところはあるので、そこを踏まえてアシスト、ゴールを取っているので、レギュラーは妥当かなと思っています」と話した。一方で、「能力の部分はいろんな違うとこがありますけど、ドリブルのところは負けていないと思います」と、ベルギー代表にはない自身のストロングポイントも主張。負けん気の強さを見せてくれた。
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