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【日本代表】“ハリルワード”から探るシリア戦の見どころ/テクニック重視なら香川と清武のダブルトップ下も面白い

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年10月02日

シリアより準備期間が極端に短いのは小さくないハンデ。

右膝に不安を抱える山口は、コンディションだけで判断すればサブに回る可能性も。蓄積疲労も気になるところだ。(C) SOCCER DIGEST

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●“ハリルワード”3
「火曜日の朝(シリア戦の2日前)に到着する選手もいます。これは私にとって、大きな問題です」
 
<SD編集部の見解>
 ハリルホジッチ監督のコメントを拝借すれば、「シリアはすでに昨日から合宿を始めていて、明日はオマーンと親善試合をする」。今週末のリーグ戦を戦った後に集合する日本代表は、そんなシリアに比べて準備期間が極端に短い。試合2日前の火曜日(10月6日)に合流する選手は、いわばぶっつけ本番で試合に臨むことになる。
 
 これは小さくないハンデで、いくらハリルホジッチ監督がシリアを分析しても、選手のコンディションに大きな問題があれば苦戦を強いられる可能性がある。どこまでフレッシュ(健康体という意味で)なメンバーを送り出せるかは、気になるところだ。
 
 仮に2ボランチを採用するなら、長谷部のパートナー選びに注目したい。ハリルホジッチ監督の見解では、「山口は少し怪我をしていて」、「柴崎は怪我明けでトップパフォーマンスに戻っていない印象」だ。となると、コンディション次第では柏木のサプライズ起用もあるかもしれない。
 
 もっとも、その柏木についても、南野と同じく現体制下で初めて代表活動に加わる(東アジアカップは負傷辞退)点での不安は拭えない。いずれにしても、週末のJリーグでのパフォーマンスがひとつの判断材料になりそうだ。
 
●“ハリルワード”4
「2次予選では、ここまで相手は我々の16メートル(エリア付近)に到達できていません」
 
<SD編集部の見解>
 6月のシンガポール戦、9月のカンボジア戦とアフガニスタン戦では確かに、エリア内に持ち込まれて決定的なピンチになる場面はなかった。ただ、これは相手のミスに助けられた部分もあり、日本の守備組織が完璧に機能していたかと言われれば疑問符が付く。
 
 アフガニスタン戦とのアウェーゲームでは、軽率なボールロストから何度かカウンターを食らっている。一方的に押し込む展開でチームの重心が高くなるのは必然だが、それでもスペースを与え過ぎていた感があった。
 
 ハリルホジッチ監督曰く「(シリアの試合を観て)驚かされたのがゴール前での効率性、リアリストであるところ。(ゴールを奪うのに)それほど多くの決定機を必要としない」。そんなシリアの攻撃を防ぐには、ボランチと4バックとの距離感がポイントになるか。スペースを簡単に与えないようにして、ピンチの芽を確実に摘みたい。
 
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