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片野坂ガンバ終焉の舞台裏。「過剰リスペクト」や「遠慮」、「優しさ」が悲劇を引き起こしたか

カテゴリ:Jリーグ

飯間 健

2022年08月17日

善かれと思った新コーチ入閣だが…

チームは24試合を消化し、勝点22の17位。松田新体制のもと、巻き返せるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 この時期、メディアの間では京都(7月30日)、福岡(8月6日)、清水(8月14日)の3連戦がヤマ場という噂が出回っていた。複数の新型コロナ陽性者が出た福岡戦は中止になったが、それでも残留を争うライバル清水との1戦が片野坂監督にとって『進退マッチ』に位置付けられているのは変わらなかった。

 善かれと思った新コーチ入閣だが、「クラブの思いも分かるし、私自身が判断したことでもある。これからサッカー観を合わせていきたい」と苦々しく口にした片野坂監督の表情は印象的だった。

 人間性の良い片野坂知宏氏は西野朗氏や長谷川健太氏のように、自らの主張をハッキリと言うタイプではないのだろう。昨年オフ、今夏の補強についても第一希望の選手が取れなくても文句を言わなかった。放出選手候補についてもクラブが残すと決めれば受け入れた。そしてクラブ側は松田コーチを迎え入れた時点で片野坂監督を切るべきだった。
 
 清水戦後、小野社長は少なくとも広島戦(8月20日)までは片野坂-松田のトロイカ体制継続姿勢だった。だが残り10試合。時間の猶予がないことから解任に踏み切った。

 当面は今季終了までの契約となっている松田新監督がどれほどの手腕を発揮するかは分からない。ただクラブに関わる全ての人がプロフェッショナルな判断を下していかなければ、松田体制も中途半端に終わってしまう。

文●飯間健(スポーツニッポン新聞社)

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