日韓両国は育成面で大きな課題を抱えている
長く背中を追い続けて来た隣国への勝利は心地良いものだが、反面、快哉を叫ぶほどではなく、前世紀末からの両国サッカーの歴史を辿れば当然の流れとも言えた。欧州や南米などの先進国に比べ、日韓両国は育成面で大きな課題を抱えている。
先日JFAは「Japan’s Way」という指針を発表し「勝利至上主義に断固反対」の立場を表したが、不随して横行しているパワハラや量にばかり依存した押しつけトレーニングなどを除去するための即効性を伴う施策は見当たらない。
だが過去にインタビューをした元名手たちの声を聞く限りでは、韓国の旧態依然ぶりは日本を上回っている。例えば日本では、無名の高校でプレーして来た伊東純也が代表のエースに伸し上がるようなサクセスストーリーがあるが、若い頃からサバイバルレース続きの韓国ではこうした遅咲きの逆転現象は起こらない。
ソン・フンミンのような怪物は特殊な状況から生まれており、育成面で優位に立てなければ、人口比及び選手人口比が格差を生み出すのも無理はない。
先日JFAは「Japan’s Way」という指針を発表し「勝利至上主義に断固反対」の立場を表したが、不随して横行しているパワハラや量にばかり依存した押しつけトレーニングなどを除去するための即効性を伴う施策は見当たらない。
だが過去にインタビューをした元名手たちの声を聞く限りでは、韓国の旧態依然ぶりは日本を上回っている。例えば日本では、無名の高校でプレーして来た伊東純也が代表のエースに伸し上がるようなサクセスストーリーがあるが、若い頃からサバイバルレース続きの韓国ではこうした遅咲きの逆転現象は起こらない。
ソン・フンミンのような怪物は特殊な状況から生まれており、育成面で優位に立てなければ、人口比及び選手人口比が格差を生み出すのも無理はない。
もはや日本の選手たちから韓国コンプレックスが消えているのは紛れもない事実で、韓国には手をこまねいていれば「第2の中国」になるリスクが迫っているのかもしれない。だが韓国に差をつけたからと言って、必ずしも世界の頂点が近づいているわけではない。
「みなさんは同じ大陸内で比較ばかりしたがるが、それが正しいことだとは思わない」
ポルトガル人の敗軍の将パウロ・ベントが、そう語っていた。
取材・文●加部究(スポーツライター)
【E-1選手権PHOTO】日本3ー0韓国|「国内組」森保ジャパン3発快勝で9年ぶりE-1制覇!韓国に3年前の雪辱晴らす勝利
【PHOTO】運命の日韓戦!選手を後押しする日本代表サポーターを特集!
【PHOTO】韓国女子代表のヴィーナスが来日!斬新なユニホームをみにまとい躍動するイ・ミナを特集
「みなさんは同じ大陸内で比較ばかりしたがるが、それが正しいことだとは思わない」
ポルトガル人の敗軍の将パウロ・ベントが、そう語っていた。
取材・文●加部究(スポーツライター)
【E-1選手権PHOTO】日本3ー0韓国|「国内組」森保ジャパン3発快勝で9年ぶりE-1制覇!韓国に3年前の雪辱晴らす勝利
【PHOTO】運命の日韓戦!選手を後押しする日本代表サポーターを特集!
【PHOTO】韓国女子代表のヴィーナスが来日!斬新なユニホームをみにまとい躍動するイ・ミナを特集