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【総体】帝京が前回大会王者の青森山田に大金星! 徐々に見せ始めた“名門”カナリア軍団復活の兆し

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年07月25日

「うちは低迷している学校なので大大金星です」

伊藤がミドルシュートで決勝弾。大金星に貢献した。写真:安藤隆人

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「青森山田さんは僕らからしたら明らかに格上。ボールに対する圧力、空間認知、一つひとつの止める・蹴るの質など、全てにおいて我々よりも一枚上でした。選手たちはよくそれを耐えてくれたし、奪ったら1つ丁寧にボールを動かして自分たちの時間を増やしてくれた」(日比監督)

 帝京といえばインターハイ優勝3回、選手権優勝6回を誇り、日比監督自身もキャプテンとして選手権優勝を経験している。しかし、2002年度のインターハイ優勝を最後に思うように全国で勝てなくなり、近年は都予選を勝ち抜くことも難しくなる時期もあった。

 しかし、プリンスリーグ関東に昇格し、昨年は10大会ぶり32回目のインターハイ出場、今年は2年連続の出場を手にするなど、徐々に復活の兆しを見せている。
 
「昔は昔はとか言いますが、選手たちは今を見ます。今、何をしているのか、どういう哲学を持ってやっているのかをしっかりと示さないと選手は来てくれない。だからこそ、監督に就任してからずっとボールを大事にしながら、相手を見てピッチ上で選手たちが判断をしていくサッカーをアプローチしてきました」(日比監督)

 名門の名前にあぐらをかかず、過去にも執着せず、今を見つめて常にアップデートをしながら突き進んできた帝京が掴んだ勝利。囲みインタビューで「これは金星ですか?」と質問されると、日比監督は即座に「大金星です。うちは低迷している学校なので大大金星です」と答えた。

 そして、そのあとに続いた言葉が、今の帝京に根付く信念を表わしていた。

「僕らは何か特別変えないといけないとかではなく、いつも通りにやるべきことをやるを徹底してきました。いかに考えながら1試合を戦うか。僕らは組織で戦って、グループ戦術を持って戦えれば力になると思いますし、その力を今の帝京生は持っていますから」

 この勝利を新たなターニングポイントとしつつも、貫いてきた主義を貫き、磨き上げるべく、カナリア軍団はさらに加速度を上げてこれからの戦いに挑む。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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