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【総体】帝京が前回大会王者の青森山田に大金星! 徐々に見せ始めた“名門”カナリア軍団復活の兆し

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年07月25日

失点してもいつも通りのサッカーを崩さず

青森山田を相手に貴重な先制ゴールを挙げた帝京の松本(7番)。写真:安藤隆人

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[インターハイ2回戦]青森山田1-2帝京/7月25日(月)/徳島市球技場第1競技場
 
 2回戦からの登場となった前回大会王者・青森山田(青森)に挑んだのは、初戦で大分鶴崎(大分)を相手に7-2と大勝して勢い付く帝京だった。

 高校サッカー界の横綱と、カナリア色のユニホームで長く高校サッカーを牽引してきた名門校の激突は、まさに大会屈指の激闘と言っていい一戦となった。

 先行したのは青森山田。立ち上がりから強度の高いプレーとパススピードの速い鋭い崩し、左の川原良介(2年)と右の小栁一斗(3年)の突破力を生かした攻撃の前に帝京は守勢に回った。前半12分には鮮やかなパス回しから、完全に崩される形でエース小湊絆(3年)に先制弾を浴びた。

 しかし、ここで帝京は折れなかった。田中遥稀と押川優希(ともに3年)のダブルボランチが下がることなく積極的に中盤でボールを受け、守備では梅木怜(2年)と大田知輝(3年)のCBコンビと連動して、積極的なプレスバックをするなど、失点してからもいつも通りの中盤を起点としたサッカーを崩さなかった。
 
「前半は守備から入るプランだった。1失点はしたけど、選手たちも前向きに良いリズムでプレーできていたので、0−1のまま前半を終えたことが大きかった」と日比威監督が語ったように、ハーフタイムに引き上げてきた選手たちの表情は活気に満ちていた。

 そしてハーフタイムに日比監督は「これはうちのペースだぞ!後半は全てを出し切るつもりでやろう!」など選手たちを鼓舞する声を送り続けたことで、「もう負ける気は一切しなかった」と田中が口にしたように、帝京の選手たちの闘争心はさらに燃え上がった。

 後半、立ち上がりに青森山田の猛攻を、GK川瀬隼慎(2年)を中心に凌ぐと、その直後に左FKから、投入されたばかりの山下凜(3年)が決定機を迎えた。これは青森山田の身体を張った守備で阻まれたが、このプレーを境に一気にペースは帝京に傾いた。

 すると後半10分、カウンターから左サイドの山下がクロスを供給。これをファーサイドで、左MFの松本琉雅(3年)がドンピシャヘッドで合わせて帝京が同点に追いついた。

 さらに圧力を強めた帝京は、クーリングブレイク明けの後半24分、中央でボールを受けた伊藤聡太(3年)が冷静にミドルシュートをゴール右隅に沈めて逆転に成功。その後も押川と田中のダブルボランチを軸に、ポゼッションと積極的な縦へのアプローチを見せて、青森山田にチャンスらしいチャンスを作らせずにそのままタイムアップ。2-1で前回王者を下して3回戦進出を決めた。
 
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