「僕はポポさんの縦に速いサッカーを熟知している」
早速、太田は自身の存在価値を証明した。加入が発表された18日、太田は横浜桐蔭大とのトレーニングマッチに臨み、CKから鄭のゴールを演出。桐蔭横浜大戦は試合開始から相手に2度の決定機を作られ、試合の入りは芳しくなかったが、太田のセットプレーが戦況を劇的に変えていた。
「野津田(町田のホームスタジアムの愛称)でもっと見たいなという思いにさせられた」と唐井GMが言うのも無理はない(なお、その桐蔭横浜大戦は3-1で勝利)。このように、右の平戸太貴、左の太田と、利き足が異なるプレースキッカーが揃ったことは、終盤戦を戦う町田の新たな武器となるに違いない。
「野津田(町田のホームスタジアムの愛称)でもっと見たいなという思いにさせられた」と唐井GMが言うのも無理はない(なお、その桐蔭横浜大戦は3-1で勝利)。このように、右の平戸太貴、左の太田と、利き足が異なるプレースキッカーが揃ったことは、終盤戦を戦う町田の新たな武器となるに違いない。
また、太田とランコ・ポポヴィッチ監督が“師弟関係”にあることも大きなアドバンテージ。12年と13年にポポヴィッチ監督がFC東京を率いていた当時、太田も在籍していた。
「僕はポポさん(ポポヴィッチ監督)の縦に速いサッカーを熟知している。今までとは違ったポゼッションスタイル、前へのボールの運び方を見せられたら」と本人は言う。町田はボール保持の局面で相手を崩すことに課題を抱えているため、ビルドアップの面でも変化を加えられる太田の存在は、チームに新たな化学反応をもたらすかもしれない。
「ポポさんを男にしたい。10月の終わりに昇格を決めて、胴上げをすることが一番の恩返しになる」と太田。待望の“ラストピース”は、果たして有言実行なるか。
取材・文●郡司 聡(フリーライター)
「僕はポポさん(ポポヴィッチ監督)の縦に速いサッカーを熟知している。今までとは違ったポゼッションスタイル、前へのボールの運び方を見せられたら」と本人は言う。町田はボール保持の局面で相手を崩すことに課題を抱えているため、ビルドアップの面でも変化を加えられる太田の存在は、チームに新たな化学反応をもたらすかもしれない。
「ポポさんを男にしたい。10月の終わりに昇格を決めて、胴上げをすることが一番の恩返しになる」と太田。待望の“ラストピース”は、果たして有言実行なるか。
取材・文●郡司 聡(フリーライター)