• トップ
  • ニュース一覧
  • 【消えた逸材】「ロナウドの後継者」が「ゴシップまみれの堕ちた天才」に…元マドリーFWの現在

【消えた逸材】「ロナウドの後継者」が「ゴシップまみれの堕ちた天才」に…元マドリーFWの現在

カテゴリ:連載・コラム

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2022年06月19日

ケガでキャリアが暗転するも故郷で生気を取り戻す

21-22シーズンはスペイン2部のラス・パルマスで39試合・11ゴールとチームを牽引したヘセ。(C)Getty Images

画像を見る

 しかし、そこから始まったのは流転のキャリアであり、トラブルメーカーとしての人生だった。パリSGには結局4年半籍を置いたが、公式戦出場はわずか18試合(2得点)にとどまり、「総額2500万ユーロ(約32億5000万円)の移籍金をドブに捨てる、クラブ史上最悪の契約」と揶揄された。

 故郷のラス・パルマスを皮切りに、ストーク、ベティス、スポルティング・リスボンと4度のレンタル移籍を繰り返すなかで、メディアに取り上げられるのはピッチ外の話題ばかり。ストーク時代は失踪事件を起こすなど規律違反を繰り返し、だらしない女性関係から裁判沙汰に巻き込まれ、最近ではコロナ禍でのマスクなしパーティーが批判を浴びた。

 これほど分かりやすい形で転落していったフットボーラーも珍しいが、それでもかつて「C・ロナウドの後継者」と呼ばれた才能の灯火は、まだ完全に消えてしまったわけではないのかもしれない。

 一昨年の12月、ついにパリSGを解雇されたヘセに救いの手を差し伸べたのは、4年前にも半年間だけ在籍した古巣、スペイン2部のラス・パルマスだった。
 

 生まれ故郷の空気がよほど身体に合うのか、あるいはかつて法廷闘争にまで至った元妻との復縁が心の支えになっているのか、「欧州の楽園」とも呼ばれる島で、ヘセが生気を取り戻している。

 30歳の大台が迫り、かつてのスピードはなくなったが、よりCFとしての色を強めた2年目の21-22シーズンは、ここまで11得点をマーク。チームを昇格プレーオフ出場権争いに押し上げている(編集部・注/21-22シーズンのスペイン2部4位のラス・パルマスは、1部昇格プレーオフで5位テネリフェに敗れ、1部昇格ならず)。

 もちろん、ここからヘセがC・ロナウドになることも、カナリア諸島の偉大な先輩たちのような成功を手にすることも、きっと難しいだろう。だが、少なくとも〝ゴシップまみれの堕ちた天才〞という汚名をそそぐことは、今からでも十分可能なはずだ。

文●吉田治良

※『ワールドサッカーダイジェスト』2022年6月16日号より転載・加筆

【関連記事】
【消えた逸材】バルサのカンテラで「メッシと双璧」と呼ばれたMFは、なぜ表舞台から姿を消したのか
【消えた逸材】柏でもプレーした元セレソンMF。「ブラジル史上最高のボランチになれる」と期待されるも、馴染めなかった日本を去った後…
【消えた逸材】「アザラシ・ドリブル」で話題となりインテル移籍。しかし最後は藤枝MYFCなどを転々と…
【消えた逸材】「ポグバも霞むほどの天才児」は、やがて「最も才能を無駄にした悪童」に…。29歳の現在はルーニー監督の下で奮闘中!
【消えた逸材】「面白いようにネットを揺らせた」ストライカーが29歳で引退。ウェアと比較されたオランダ代表FWの転落と現在に迫る

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いよいよ五輪開幕!
    7月10日発売
    パリ五輪特集
    U-23&なでしこ
    日本代表 選手名鑑
    男女出場28か国ガイド付き
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏のマーケットを読み解く!
    7月4日発売
    SUMMER TRANSFER 2024
    夏の移籍市場
    徹底攻略ガイド
    注目銘柄を総チェック
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ