大胆さと積極性を前面に押し出すべき
6月4日に21歳の誕生日を迎えた久保が「基本的に僕、『ここはこうしなきゃいけない』という締め切りみたいなものをある程度決めて、予想の範疇でやってきたけど、去年の怪我もあって今は『ちょっと計算が合わないな』と思ってしまっている」と本音を吐露した。森保ジャパン発足時に、南野拓実(リバプール)、中島翔哉(ポルティモネンセ)とともに「三銃士」の一翼を担った堂安律(PSV)も同じような悔しさを抱えているだろう。
今年1月に移籍したセルティックでゴールを量産した前田大然、今季J1得点ランクトップの10ゴールをマークしながら、まだ出番をもらえていない上田綺世(鹿島)も現実の厳しさを痛感しているかもしれない。
だからこそ、彼らはガーナ戦からの2連戦でガムシャラにチャンスを追い求め、それをモノにする貪欲さを示すことが肝要だ。最終予選4ゴールの伊東純也(ヘンク)が顕著な例だが、代表で目に見える数字を残せば、必ずと言っていいほど出番は増える。特にアタッカー陣はそのことをよく分かっているだろう。
8日の練習を見る限りだと、ガーナ戦は前田と久保が左右のFWで先発する可能性が高まった。最終ラインもパラグアイ戦でインパクトを残した伊藤洋輝(シュツットガルト)が左SBで起用されそうだ。CBの1枚には板倉か中山も入る見込みで、吉田や遠藤がベンチに回るなか、若い面々がリーダーシップを取って試合を運ぶ形が有力視される。
そういう時こそ、彼らは大胆さと積極性を前面に押し出すべき。パラグアイ戦で決定機を外した前田は「焦りと言うか、どうなんですかね……」と枠を外した理由に思いを馳せていたが、どこかで「決めないと生き残れない」という重圧を背負ってしまっていたのかもしれない。そういう気持ちをいったん横に置き、本来の自分を出すことに徹すれば、効果的なパフォーマンスにつながるはずだ。
今年1月に移籍したセルティックでゴールを量産した前田大然、今季J1得点ランクトップの10ゴールをマークしながら、まだ出番をもらえていない上田綺世(鹿島)も現実の厳しさを痛感しているかもしれない。
だからこそ、彼らはガーナ戦からの2連戦でガムシャラにチャンスを追い求め、それをモノにする貪欲さを示すことが肝要だ。最終予選4ゴールの伊東純也(ヘンク)が顕著な例だが、代表で目に見える数字を残せば、必ずと言っていいほど出番は増える。特にアタッカー陣はそのことをよく分かっているだろう。
8日の練習を見る限りだと、ガーナ戦は前田と久保が左右のFWで先発する可能性が高まった。最終ラインもパラグアイ戦でインパクトを残した伊藤洋輝(シュツットガルト)が左SBで起用されそうだ。CBの1枚には板倉か中山も入る見込みで、吉田や遠藤がベンチに回るなか、若い面々がリーダーシップを取って試合を運ぶ形が有力視される。
そういう時こそ、彼らは大胆さと積極性を前面に押し出すべき。パラグアイ戦で決定機を外した前田は「焦りと言うか、どうなんですかね……」と枠を外した理由に思いを馳せていたが、どこかで「決めないと生き残れない」という重圧を背負ってしまっていたのかもしれない。そういう気持ちをいったん横に置き、本来の自分を出すことに徹すれば、効果的なパフォーマンスにつながるはずだ。
いずれにせよ、W杯までラスト5か月間の東京五輪世代の成長が本大会を左右するのは間違いない。若手が既存の序列をガラリと変えるくらいの凄まじい勢いを押し出してくれれば、ドイツやスペインに勝てる確率はグッと上がる。
そう前向きに考えて、久保らにはガーナ戦からの2試合でかつてない闘争心と躍動感を見せつけ、見る者を驚かせてほしい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【密着動画】上田綺世の「シュート練習」が圧巻!強烈なボールと次々に蹴り込む!
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
【PHOTO】国立競技場に駆けつけた日本代表サポーターを特集!