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「暴力的なプレーでは日本サッカーは衰退する」セレソンに挑んだ森保Jをブラジル人記者が糾弾!「まるで弱小国のようだった」

カテゴリ:日本代表

リカルド・セティオン

2022年06月09日

ネイマールは「今日の審判は大変だったと思うよ」と苦笑い

ネイマール(手前)がピッチに倒れる場面も少なくなかった。写真:サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影

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 チッチ監督は後半、ネイマールが田中に倒されたシーンで第4審判に詰め寄っていた。彼の口の形から英語でこう言っているのが分かった。

「Foul、Foul、Enough!」(ファウル、ファウル、もう十分だ)

 試合後もチッチはブラジルのTVにこう語っていた。

「戦術的なファウルが常に存在していたので、私は審判に腹を立てた。ファウルはしばしば暴力的で、そのためブラジルのイマジネーションはつぶされてしまった。ルール上そうしたプレーは可能だが、審判はもっとそれを抑えるべきだった」

 この一戦を裁いたイランのアリレザ・ファガニー主審はネイマールの知り合いだった。試合後、そのセレソンの10番も「今日の審判は大変だったと思うよ」と苦笑していた。

 ダニエウ・アウベスも倒されたシーンであわや小競り合いとなるところだった。彼は叫んでいた。

「You touch me strong!」(激しく接触しただろ)

 日本の選手たちはマークしても止められないので、危険なファウルで止めに出た。しかし、それは私の知る日本のサッカーではない。
 
 日本はまたほぼ全員がボールより後ろにいることが多かった。全員が絶えず上がったり下がったりするフィジカルだけは素晴らしかったが、ブラジルではどんな弱小チームさえこんな守り方はしない。そんなプレーでは勝てないことを知っているからだ。日本は自らレベルの低い弱小国だと認めているようなものだ。

 チッチのアシスタントコーチを務めていたサンパイオは日本で長年プレーした経験を持つ。

「私は日本を愛しているし、文化的な背景も知っている。しかし今日の日本は私が知っている日本とは違い、ものすごく戦闘的だった」

 アグレッシブであるのはいい。しかし暴力的なプレーはダメだ。

 エデル・ミリトンの姿がこの試合を象徴していた。彼は2分間で3回のファウルを受け、試合後両足を氷で冷やしていたが、その後数時間は普通に歩けなかった。

 こんなプレーを続けたら、躍進を続けてきた日本サッカーは後退をしてしまう。森保監督は早急に手を打ってほしい。

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

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