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【新潟】指揮官も自画自賛! 横浜で燻っていた佐藤優平が“相思相愛”のチームで輝く理由

カテゴリ:Jリーグ

大中祐二

2015年08月29日

発言の端々からサッカー脳の鋭さが窺える。

周囲とのコンビネーションも徐々に深まっている。スタメン出場も近いか。写真:大中祐二

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 そして心技体の“心”。これは「サッカー脳」と言い換えてもよいだろう。
 
 例えば指揮官の求めるフリーランについて。
「新潟は、康裕さん(山本)やマサル(加藤)がどんどん背後に飛び出していく。その分、自分は間でパスを受けることを意識していたが、監督の考えと合わせていかないといけない」
 佐藤自身がこう語るように、全体のバランスを見ながらも、自分を見失わない柔軟な視点を持ち合わせる。
 
 次のような発言からも、そのサッカー脳の鋭さが窺えるだろう。
「新潟のボランチは守備でボールを奪う局面での責任が重い。その分、攻撃のスイッチを入れるパスをサイドハーフが出す必要がある。自分はサイドハーフだけど、ある意味ボランチのような感覚でプレーしている」
 
 ボランチとして素晴らしいプレーを続けていた小泉慶が右足第4中足骨を疲労骨折したことで、中盤に欠員が生じた今、佐藤に対する期待は一段と高まっている。8月23日に行なわれた東農大との練習試合ではサイドハーフとして先発。途中からボランチを務めて90分フル出場し、1得点といよいよコンディションも上がってきた。
 
 初先発が近づいていることを予感させるが、「ペース配分は考えずにやる。走って身体を張れる選手が新潟には揃っているし、毎試合、柳下監督は交代のカード3枚を切っている。チーム全体で戦う姿勢の表われ」と、力を出し惜しみする考えはまったくない。
 
「まずはチームとして結果を出す。ゴールやアシストといった自分の結果は、それからのこと」
 新潟にすっかり溶け込んだMFは、いかなる場面で出番が回ってきても、慌てることはないだろう。チーム浮上のために全力を尽くす準備は整っている。
 
取材・文:大中祐二(フリーライター)
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