発言の端々からサッカー脳の鋭さが窺える。
そして心技体の“心”。これは「サッカー脳」と言い換えてもよいだろう。
例えば指揮官の求めるフリーランについて。
「新潟は、康裕さん(山本)やマサル(加藤)がどんどん背後に飛び出していく。その分、自分は間でパスを受けることを意識していたが、監督の考えと合わせていかないといけない」
佐藤自身がこう語るように、全体のバランスを見ながらも、自分を見失わない柔軟な視点を持ち合わせる。
次のような発言からも、そのサッカー脳の鋭さが窺えるだろう。
「新潟のボランチは守備でボールを奪う局面での責任が重い。その分、攻撃のスイッチを入れるパスをサイドハーフが出す必要がある。自分はサイドハーフだけど、ある意味ボランチのような感覚でプレーしている」
ボランチとして素晴らしいプレーを続けていた小泉慶が右足第4中足骨を疲労骨折したことで、中盤に欠員が生じた今、佐藤に対する期待は一段と高まっている。8月23日に行なわれた東農大との練習試合ではサイドハーフとして先発。途中からボランチを務めて90分フル出場し、1得点といよいよコンディションも上がってきた。
初先発が近づいていることを予感させるが、「ペース配分は考えずにやる。走って身体を張れる選手が新潟には揃っているし、毎試合、柳下監督は交代のカード3枚を切っている。チーム全体で戦う姿勢の表われ」と、力を出し惜しみする考えはまったくない。
「まずはチームとして結果を出す。ゴールやアシストといった自分の結果は、それからのこと」
新潟にすっかり溶け込んだMFは、いかなる場面で出番が回ってきても、慌てることはないだろう。チーム浮上のために全力を尽くす準備は整っている。
取材・文:大中祐二(フリーライター)
例えば指揮官の求めるフリーランについて。
「新潟は、康裕さん(山本)やマサル(加藤)がどんどん背後に飛び出していく。その分、自分は間でパスを受けることを意識していたが、監督の考えと合わせていかないといけない」
佐藤自身がこう語るように、全体のバランスを見ながらも、自分を見失わない柔軟な視点を持ち合わせる。
次のような発言からも、そのサッカー脳の鋭さが窺えるだろう。
「新潟のボランチは守備でボールを奪う局面での責任が重い。その分、攻撃のスイッチを入れるパスをサイドハーフが出す必要がある。自分はサイドハーフだけど、ある意味ボランチのような感覚でプレーしている」
ボランチとして素晴らしいプレーを続けていた小泉慶が右足第4中足骨を疲労骨折したことで、中盤に欠員が生じた今、佐藤に対する期待は一段と高まっている。8月23日に行なわれた東農大との練習試合ではサイドハーフとして先発。途中からボランチを務めて90分フル出場し、1得点といよいよコンディションも上がってきた。
初先発が近づいていることを予感させるが、「ペース配分は考えずにやる。走って身体を張れる選手が新潟には揃っているし、毎試合、柳下監督は交代のカード3枚を切っている。チーム全体で戦う姿勢の表われ」と、力を出し惜しみする考えはまったくない。
「まずはチームとして結果を出す。ゴールやアシストといった自分の結果は、それからのこと」
新潟にすっかり溶け込んだMFは、いかなる場面で出番が回ってきても、慌てることはないだろう。チーム浮上のために全力を尽くす準備は整っている。
取材・文:大中祐二(フリーライター)