【連載】霊長類ヒト科サポーター図鑑vol.2「井上三郎」(川崎フロンターレサポーター)――太鼓での応援を通じて仲間が増える

カテゴリ:Jリーグ

宇都宮徹壱

2015年08月26日

「大事なのはリズム感と気持ち」

ゴール裏の川崎サポーター。井上さんは09年12月の柏戦が最も印象に残っていると話す。写真:宇都宮徹壱

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 選手が90分間ずっと走れないのと同じで、太鼓も闇雲に叩いていれば良いってもんじゃない。自分の限界をきちんと認識しながら、ペースを上げるところと落ち着かせるところ、メリハリをつける必要がある。あと試合展開によっては、どうしてもペースが早くなりがちなんですよね。そこは極力ペースを保つように、自分のなかでメトロノームを刻むようにしています(笑)。
 
 太鼓をやっていて良かったことですか? やっぱりフロンターレの応援を通じて友だちが増えたことですよね。あと、試合前にいつもコンコースで歌詞カードを配っているんですけど、「お疲れ様です」と声をかけられるとモチベーションが上がります。
 
 太鼓に求められる資質は、まずはリズム感、あとは気持ちだと思います。弱気になったり、ミスして動揺したりすると、すぐに音に表われるんですよね。多少のミスをしても、すぐに気持ちを切り替えて引きずらないことが大事。自分に関しては、決してリズム感がいいほうではないです(笑)。むしろ気持ちの部分で、ここまでやってこれたように思いますね。
 
――◆――◆――
 
■座右の銘:「キツい方、キツい方」(目標に向かってキツい方を選んだ方が、より大きな感動や達成感を味わえる、という意味で)
■歴代で最も尊敬する監督:風間八宏(川崎の父!)
■歴代で最も愛した選手:ジェシ
■最も記憶に残る試合:2009年12月5日 J1リーグ第34節 対柏レイソル戦(@日立台)
【その理由】リードドラムになって初めての年に優勝争いを経験したので印象深いです。この年はナビスコやACLもあり、最終節の柏戦は集大成となる優勝の懸かった試合。土砂降りのなか、逆転優勝を信じて応援し続けました。でもホイッスルの瞬間、選手が喜ぶことなくうなだれている姿を見て、初めて優勝を逃したことに気付き、悔し涙を流しましたね。
■あなたにとって川崎フロンターレとは:選手・スタッフ・サポーターがひとつになって団結しているファミリーであり、いろいろ無理難題を押し付けてくる悪いヤツ(笑)

※当連載ではご登場いただけるサポーターの方を随時募集しています。ご興味のある方は、下記メールアドレスまで、氏名、どのような形でチームを応援しているか、応援時の写真、アンケート回答(座右の銘、歴代で最も尊敬する監督、歴代で最も愛した選手、最も記憶に残る試合とその理由、あなたにとって応援するクラブとは)をお願いいたします。カテゴリーは問いません(J3以下、なでしこリーグでも構いません)
weeklysd@nsks.com
 
宇都宮徹壱/うつのみや・てついち 1966年、東京都生まれ。97年より国内外で「文化としてのフットボール」をカメラで切り取る活動を展開中。近著に『フットボール百景』(東邦出版)。自称、マスコット評論家。公式メールマガジン『徹マガ』。http://tetsumaga.com/

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