東京国際大への進学が大正解だったワケ
また中学時代は、FC多摩ジュニアユースでプレー。当時のチームメイトで同級生には、DF関川郁万(流経大柏高→鹿島)とFW宮崎純真(山梨学院高→甲府)がいた。関川は2年次のインターハイを制覇し、宮崎は3年次のインターハイを制して、ともに高卒プロを勝ち取った。師岡はその影に隠れる形だった。
それでも最後の選手権は前述した通り、6年ぶり2回目の本大会出場を果たしてベスト8まで進んだが、高卒プロを勝ち取るにはアピールが少し遅かった。
しかし、いま思うと師岡は東京国際大に進学したのは大正解だった。東京国際大は前田秀樹監督の下でメキメキと力をつけてきた大学で、環境もトップクラス。ここで高校時代に足りなかったフィジカルを強化し、それに見合ったプレーを身につけることができた。
それでも最後の選手権は前述した通り、6年ぶり2回目の本大会出場を果たしてベスト8まで進んだが、高卒プロを勝ち取るにはアピールが少し遅かった。
しかし、いま思うと師岡は東京国際大に進学したのは大正解だった。東京国際大は前田秀樹監督の下でメキメキと力をつけてきた大学で、環境もトップクラス。ここで高校時代に足りなかったフィジカルを強化し、それに見合ったプレーを身につけることができた。
高校時代の師岡はフィジカルが特別弱かったわけではない。ただ、プレーではかなり強引に身体操作を行なっているように見えた。裏に抜け出すよりも足もとでボールを受けたがり、そこで身体を当ててボールをキープするも、バランスを崩してフィニッシュが乱れることも。強さは感じるがいまのようにどっしりとした感じはなかった。
「実は高校時代はほとんど筋トレをしなかったんです。怪我して復帰をして、また怪我してを繰り返していて、その度に筋トレをしようと思ったのですが、身体が重くなって自分の軽快なプレーが消えるのが怖くてできなかったんです。でも大学に進むと、チームで筋トレの量が決められていた。なので、ほかの部員と一緒にそれを忠実にやったら、どんどんコンディションが良くなって、『これは効果あるぞ』と思うようになって自主的にやるようになりました。
筋トレの勉強をして、身体が重くならないように気をつけながら、キープ力が武器なので上半身よりも下半身の強化は意識してやりました。ウェイトは使わずに自重でやったり、スクワットをやったりしました。週2、3でやるようになったらどんどん身体が大きくなって、かつスピードや俊敏性も消えなかった。一気にプレーの引き出しが増えたと思います」
「実は高校時代はほとんど筋トレをしなかったんです。怪我して復帰をして、また怪我してを繰り返していて、その度に筋トレをしようと思ったのですが、身体が重くなって自分の軽快なプレーが消えるのが怖くてできなかったんです。でも大学に進むと、チームで筋トレの量が決められていた。なので、ほかの部員と一緒にそれを忠実にやったら、どんどんコンディションが良くなって、『これは効果あるぞ』と思うようになって自主的にやるようになりました。
筋トレの勉強をして、身体が重くならないように気をつけながら、キープ力が武器なので上半身よりも下半身の強化は意識してやりました。ウェイトは使わずに自重でやったり、スクワットをやったりしました。週2、3でやるようになったらどんどん身体が大きくなって、かつスピードや俊敏性も消えなかった。一気にプレーの引き出しが増えたと思います」