自身の去就については「楽しみにしてもらえたら」
サイドバック、センターバック、攻撃的MF、ボランチなど様々なポジションを経験してから、リベロという新たな境地を拓いたポリバレントな25歳は、オランダでの3年半をどう振り返るのか。
「柏レイソルの頃の僕は、どちらかと言うと攻撃を重視していた。海外の選手とやると、僕の中に守備の脆さというのがあった。ハリルさん(ハリルホジッチ。元日本代表監督。現モロッコ代表監督)が『デュエル』と結構言って、そこから(デュエルが)フォーカスされるようになったと思うんですけど、僕もその時期、それが求めていたものでした。それで海外へ来たというのもありました。
今は、自分は“守備の選手”という風に見られていると思うんです。柏の人から見たら『守備の部分が上がった』と多分思っているんじゃないでしょうか。『対人』の部分が身についてきているからこそ、今シーズンは手応えを得られました」
ズウォーレ入団会見で、ポリバレントな能力を期待する声が多い中、中山は「中盤で頑張りたい」と語っていた。
「僕は結構“理屈くさい人間”なんです。今なら経験があるのでサイドバック、センターバック、ボランチ、トップ下でプレーしても『何ができて、何ができないで、何が必要か』というのを各ポジションごとに僕の中で整理することができているからイメージが湧くんです。だけど、日本ではセンターバック、ボランチだったので、オランダに来た当初はサイドバックの経験がほとんどなかった。(入団会見時は)自分のポテンシャルを探しきれてなかったり、見つけることができてなかったりした中、『今、僕がベストのパフォーマンスを出せるのはそこですよ』っていう(ニュアンスを含んだ)発言でした。
PECではサイドバックを何度かやって『こういう発見があるんだ』『こういうことができるんだ』『これはできないんだ』といったことが経験として積み重なっていくうちに『任されたらどこでもできるよ』という自信につながりました。PECでいろいろ学べて自分を知ることができたなと思います」
「柏レイソルの頃の僕は、どちらかと言うと攻撃を重視していた。海外の選手とやると、僕の中に守備の脆さというのがあった。ハリルさん(ハリルホジッチ。元日本代表監督。現モロッコ代表監督)が『デュエル』と結構言って、そこから(デュエルが)フォーカスされるようになったと思うんですけど、僕もその時期、それが求めていたものでした。それで海外へ来たというのもありました。
今は、自分は“守備の選手”という風に見られていると思うんです。柏の人から見たら『守備の部分が上がった』と多分思っているんじゃないでしょうか。『対人』の部分が身についてきているからこそ、今シーズンは手応えを得られました」
ズウォーレ入団会見で、ポリバレントな能力を期待する声が多い中、中山は「中盤で頑張りたい」と語っていた。
「僕は結構“理屈くさい人間”なんです。今なら経験があるのでサイドバック、センターバック、ボランチ、トップ下でプレーしても『何ができて、何ができないで、何が必要か』というのを各ポジションごとに僕の中で整理することができているからイメージが湧くんです。だけど、日本ではセンターバック、ボランチだったので、オランダに来た当初はサイドバックの経験がほとんどなかった。(入団会見時は)自分のポテンシャルを探しきれてなかったり、見つけることができてなかったりした中、『今、僕がベストのパフォーマンスを出せるのはそこですよ』っていう(ニュアンスを含んだ)発言でした。
PECではサイドバックを何度かやって『こういう発見があるんだ』『こういうことができるんだ』『これはできないんだ』といったことが経験として積み重なっていくうちに『任されたらどこでもできるよ』という自信につながりました。PECでいろいろ学べて自分を知ることができたなと思います」
リベロというポジションは、これまでいろいろなポジションで積んできた経験の集大成だったのではないだろうか?
「今後に生きることの一つだと思います。リベロはもしかしたら、今までやってきたポジションの中で、PECでのかみ合わせがベストのポジションだったかもしれません。今後、チームや監督が変わったりすると、そのかみ合わせでベストのポジションが変わってくる可能性があると思います。しかし、僕はそれにアジャトするプロセスをPECで積んできたので、自信があります。PECでの学びの一つはそれでした」
ズウォーレとの契約が切れる中山に対して「クラブは再延長の交渉を求める」という報道もあったが、2部に降格したことで難しくなるだろう。
最後に、自身の去就について、彼はこう語った。
「期待してもらっているかはわからないですけど、『どうなるんだろうなあ』って楽しみにしてもらえたら幸いです」
取材・文●中田徹
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「今後に生きることの一つだと思います。リベロはもしかしたら、今までやってきたポジションの中で、PECでのかみ合わせがベストのポジションだったかもしれません。今後、チームや監督が変わったりすると、そのかみ合わせでベストのポジションが変わってくる可能性があると思います。しかし、僕はそれにアジャトするプロセスをPECで積んできたので、自信があります。PECでの学びの一つはそれでした」
ズウォーレとの契約が切れる中山に対して「クラブは再延長の交渉を求める」という報道もあったが、2部に降格したことで難しくなるだろう。
最後に、自身の去就について、彼はこう語った。
「期待してもらっているかはわからないですけど、『どうなるんだろうなあ』って楽しみにしてもらえたら幸いです」
取材・文●中田徹
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