• トップ
  • ニュース一覧
  • “日本の宝石”中井卓大はマドリーのトップに昇格できるポテンシャルがあるのか。番記者に直撃「現時点で答えるなら…」【現地発】

“日本の宝石”中井卓大はマドリーのトップに昇格できるポテンシャルがあるのか。番記者に直撃「現時点で答えるなら…」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

セルヒオ・サントス

2022年05月10日

「レンタル移籍を選択肢の一つとして検討している」

熾烈な競争のなか、ベンチスタートの試合も少なくない。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

画像を見る

 そんな中、マドリーの首脳陣は、カスティージャと同じカテゴリー、プリメーラRFEF(3部相当)のクラブへのレンタル移籍を選択肢の一つとして検討している。一見すればキャリアの後退に映るが、決してそうではない。

 マドリーの狙いは、経験を積ませる武者修行であり、実際、過去にもレンタル先のログロニェスで大きな成長を遂げ、カスティージャに復帰したセルヒオ・レギロン(現トッテナム)のようなケースもある。

 また来シーズンのトップチーム昇格も取り沙汰されているラファ・マリンは、昨夏、新チームが始動した時点ではラウール・ゴンサレス監督の戦力構想から外れ、移籍を模索していた。しかし最終的に残留し、ひとたび開幕すると目覚しい活躍を披露。今や押しも押されもせぬ最終ラインの柱だ。

 ナカイはプロの世界に足を踏み入れる重要な時期を迎えているが、この年齢はまさに伸び盛りだ。殻を破ることができれば、ステップアップする可能性を秘めている。ただそれだけ簡単ではないことも確かだ。
 年齢制限があるフベニールAまでのカテゴリーとは異なり、プリメーラRFEFで対峙するのは大半が年上の選手だ。あらゆる意味でタフさが要求され、つまりは前出の関係者が指摘するプレー強度をこれまで以上に発揮していく必要がある。

 レンタル先として国外のクラブも可能性がないわけではない。具体的には5大リーグよりもワンランク下のポルトガルとオランダの1部のスモールクラブか2部のクラブだ。ただ環境が大きく変わり、リスクも高まることから、実現するとすれば、ナカイが希望した場合に限られる。

 マドリーの方針はあくまでカスティージャであれ、その他のクラブであれ若手にとって理想の成長の場であるプリメーラRFEFで経験を積ませることだ。

 現時点でナカイが将来、マドリーのトップチームでプレーするだけのポテンシャルを持っているかと問われれば、答は「ノー」だ。プレー強度を高めないことには、1部、2部の他のクラブでプレーするのも難しいだろう。

 しかしまだ18歳だ。きっかけ次第で、殻を破ることは可能だ。プロの仲間入りを果たす来シーズン、生き残りを駆けた本当の戦いが始まる。

文●セルヒオ・サントス(『AS』紙マドリー番記者)
翻訳●下村正幸

【動画】GKは反応できず!中井卓大が準決勝決めた衝撃の25メートルFK弾
 
【関連記事】
「美男美女ですね!」R・マドリーの中井卓大が投稿した姉との2ショットに反響! 久保建英との共演を望む声も続々
「未来のスターだ」マドリー中井卓大、“リーガ制覇”の当日にベルナベウのピッチに立つ!一体なぜ?「どこいるかすぐわかった」
「人生で初めて決めました」マドリー中井卓大が投稿した衝撃FK弾が反響!「やばい」「マルセロからコメント貰ってるのえぐい!」
「松木安太郎ジャパン」のW杯メンバー23人は超攻撃的!サプライズ枠は? 久保建英の活用法は?
まさかの大敗…久保建英にスペイン紙が屈辱の「0点」評価。地元紙は序盤の決定機逸を酷評「グラナダを目覚めさせただけ」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ