攻守において強度の高いプレーを披露
自らのプレーの幅が確実に広がっていくなか、周囲の目が色めき立ったのは、4月27日のU-19日本代表合宿の最終日に組まれた関東大学選抜との一戦だった。関根は大学1、2年生で構成された関東大学選抜の一員に選ばれると、右サイドから攻守の両局面で大きな存在感を放った。
ボールを持つと迷わず前に持ち出し、中央のポジションまで運んでパスを配ったり、対人能力の強さを駆使して相手のサイドアタッカーの突破を防ぐ。セットプレーでは空中戦の強さを駆使し、攻守において強度の高いプレーを見せた。
ボールを持つと迷わず前に持ち出し、中央のポジションまで運んでパスを配ったり、対人能力の強さを駆使して相手のサイドアタッカーの突破を防ぐ。セットプレーでは空中戦の強さを駆使し、攻守において強度の高いプレーを見せた。
同30日に行なわれた関東1部リーグ・第5節の筑波大戦。右サイドバックでスタメン出場した関根だったが、チームは前半、筑波大のペースになった展開に苦しんだ。その中で関根はボールを持つと縦に仕掛けて、チームに前へのベクトルを持たせようとしていた。勝利こそ掴めなかったが、関根の頭とフィジカルを駆使したプレー精度は非常に高かった。
「コンバートからまだそこまで時間が経っていませんが、今季のリーグ開幕から何か掴んできた感覚があります。相手のプレスにハマった時に中に逃げるドリブルだったり、縦のサイドラインに沿っていくドリブルの選択やコース取りは、だんだん慣れてきた気がします。それにサイドバックだとセンターバックから斜めにパスが来るので、ファーストタッチで中に持ち出せば結構、剥がれる時があるんです。ボールを動かしながら、自分でファーストアクションを入れて前に行くことができるという面では面白さを感じています。本当に楽しいです」
やらされているのではなく、自ら楽しみ、期待感と向上心を持って取り組む。希少価値の高い大型サイドバックとして、関根大輝の名前が世に轟くのも時間の問題だろう。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【選手権PHOTO】2022年度の活躍が期待される「下級生ベストイレブン」
「コンバートからまだそこまで時間が経っていませんが、今季のリーグ開幕から何か掴んできた感覚があります。相手のプレスにハマった時に中に逃げるドリブルだったり、縦のサイドラインに沿っていくドリブルの選択やコース取りは、だんだん慣れてきた気がします。それにサイドバックだとセンターバックから斜めにパスが来るので、ファーストタッチで中に持ち出せば結構、剥がれる時があるんです。ボールを動かしながら、自分でファーストアクションを入れて前に行くことができるという面では面白さを感じています。本当に楽しいです」
やらされているのではなく、自ら楽しみ、期待感と向上心を持って取り組む。希少価値の高い大型サイドバックとして、関根大輝の名前が世に轟くのも時間の問題だろう。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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