「弱い相手とやって何の意味がある」と批判が続出
ちなみに、ライバルのアルゼンチンは、6月1日にロンドンのウェンブリーで南米王者(コパ・アメリカ)として欧州王者(EURO2020)のイタリアと試合を行なうことが決まっている。これはかなり重要だ。イタリアはW杯を逃してはいるが、それでもヨーロッパの強豪である。
ブラジル・サッカー連盟(CBF)は2012年から2022年末までイギリスの『ピッチ』という会社と契約をしている。彼らは年間300万ドルをCBFに払い、その見返りとして代表チームの親善試合すべてを仕切る権利を得ている。今回彼らがアフリカよりもより日本と韓国を遠征先に選んだのは、チームのためというよりカネになるからだ。
これに対してブラジルでは、「弱い相手とやって何の意味がある」「これはただのビジネスだ」といった批判の声が続出している。
元ブラジル代表でコリンチャンスの10番だったネトは現在解説者となっているが、彼もまたグルーボTVでこのブラジルの選択を皮肉たっぷりに批判した。
「CBFは、なんてすばらしい契約をしてくれたんだ」
ブラジル・サッカー連盟(CBF)は2012年から2022年末までイギリスの『ピッチ』という会社と契約をしている。彼らは年間300万ドルをCBFに払い、その見返りとして代表チームの親善試合すべてを仕切る権利を得ている。今回彼らがアフリカよりもより日本と韓国を遠征先に選んだのは、チームのためというよりカネになるからだ。
これに対してブラジルでは、「弱い相手とやって何の意味がある」「これはただのビジネスだ」といった批判の声が続出している。
元ブラジル代表でコリンチャンスの10番だったネトは現在解説者となっているが、彼もまたグルーボTVでこのブラジルの選択を皮肉たっぷりに批判した。
「CBFは、なんてすばらしい契約をしてくれたんだ」
この3月にCBFの新会長となったエドナンド・ロドリゲスは、ピッチ社との契約更新はもうないと言っている。
ただ、日本とっては朗報だろう。ブラジルはネイマールを含む主力選手をそろえて日本に行く。それがピッチ社との契約だからだ。日本代表はブラジルのフルメンバーと対戦してW杯への準備ができるし、日本のファンもスターたちのプレーを生で見ることができるのだ。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
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ただ、日本とっては朗報だろう。ブラジルはネイマールを含む主力選手をそろえて日本に行く。それがピッチ社との契約だからだ。日本代表はブラジルのフルメンバーと対戦してW杯への準備ができるし、日本のファンもスターたちのプレーを生で見ることができるのだ。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
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