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【バイタルエリアの仕事人】Vol.15 小野裕二|気持ちがこもったプレーを見せ続けて、タイトルの喜びを分かち合いたい

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年04月30日

「最終の局面は、やっぱり個」

第10節・柏戦で、リーグ戦での今季初先発を飾る。良質なFKで田代(30番)のゴールをアシストするなど、4-1の勝利に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 今季の鳥栖は、開幕から3戦連続ドローという滑り出しで、その後も勝ち切れずとも負けない粘り強さで着実に勝点を積み上げている。第7節までは2勝5分の負けなし。第8節・京都サンガF.C.戦で初黒星を喫したが、続く清水エスパルス戦はスコアレスドローと連敗を回避し、直近の柏レイソル戦は4-1の完勝を収めた。

 10試合を消化して総得点は13。一方、総失点6は、アビスパ福岡と並びリーグで2番目に少ない数字だ。堅守が持ち味でもあるチームを小野自身はどう見ているか。

――◆――◆――

 今季の鳥栖のストロングは、やっぱり自分たち主体でサッカーができていること。自分たちからボールを奪いに行って、ボールを回すためにポジションを取る。そういうことが自分たち主導でできているのは大きいと思います。あとは、ゴールを取るためには一人ひとりのアイデアだったり、技術が求められる。最終的には個になってくると思うので、ゴールを決める選手はもちろん、守備でもゴールを守る選手の最後の質が問われる。そこは僕も含めて、もっともっと上げていかなければいけない。
 
 最終の局面は、やっぱり個なのかな、と。どれだけチームでいい絵を描いていても、最後に決まらなければ意味がないですし、チームとしてあまり上手くいっていなくても、ひとりの選手が試合を決められれば、それはそれでいい。もっとも、鳥栖にはクオリティがあって、いろんな強みを持った選手が多いと思います。そういう選手たちが、もっとゴールに飢えて、それは自分も含めてですけど、“自分が試合を決めるんだ”という姿勢をこれまで以上に前面に出してプレーしていければ、ゴール前のシーンも増えてくるはず。そういう選手がいることで、サイドの選手とかも生きてくる。チーム全体で得点力を高めていきたいですね。

 一方で守備の堅さは、自分たちのゴールから遠いところで守備ができているからこそ。相手陣地で守備をする時間帯が長いゲームは、やっぱりピンチの回数も少ない。今シーズンは、そうした守備がわりとできています。みんなインテンシティが高く、切り替えが速くて、ボールを奪えている。それができているからこそ、自分たちがボールを握る時間が多くなって、攻撃のチャンスも作れている。あとは、繰り返しになりますけど、最後のところと、その一歩手前のプレーですね。

 フィニッシュに関わるプレーは、自分も求められていると思います。試合に出る時、いつも監督からは、得点とアシストを言われます。期待に応えるパフォーマンスを示したいですね。

【J1第10節PHOTO】柏1-4鳥栖|飯野、田代が嬉しいJ1初ゴール!敵地で4得点の鳥栖が3試合ぶりの勝利!
 
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