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【バイタルエリアの仕事人】Vol.15 小野裕二|ゴールを取るために何をすべきか。変わらない優先順位とアレンジ

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年04月29日

「ロッカーに行ったら10番が置いてあった」

“10番”はプロキャリアをスタートさせた横浜時代以来。ガムシャラにプレーしていた若き日のことを思い出し、良い刺激にもなっているという。(C)SOCCER DIGEST

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 3年ぶりの鳥栖で、小野は心機一転、サッカーと向き合っている。様々な想いで、このクラブに戻ることに。復帰の背景と、“10番”について語ってくれた。

――◆――◆――

 去年のガンバでは思うような結果というか、活躍ができなかった。僕としては、怪我をして迷惑をかけたぶん、チームに貢献したかった。3年前に鳥栖を出ていく時に、ガンバでしっかり試合に出て、自分という存在をもっと表現したいという思いがありました。ガンバのために頑張りたいとギリギリまで話をしましたが、そこはいろんなチーム状況もあったはずで、残念ながら契約満了になりました。

 そうした経緯のなかで、鳥栖からもオファーをいただいていて。ガンバでできないから、鳥栖に戻る、ということはしたくなかった。でも、鳥栖といろんな話をしていくなかで、もちろん、もともといた選手だからというのはあったと思いますけど、自分のことを一選手として評価してくれている、と。スタッフや強化を含めて、『怪我さえしなければ、絶対に良いパフォーマンスができる、それをサポートしたい』と言ってもらえたんです。それで、鳥栖に帰ってこようと思いました。
 
 背番号は10番。あまり番号にこだわりはないんですけど、10番にはそれぞれのクラブの歴史がありますし、付けるからには大事にしていきたい。

 移籍が決まって、背番号の話はほとんどしていなかったんです。それで、ロッカーに行ったら10番が置いてあった。そこで初めて知りました。スタッフから『用意しておいたよ。期待しているから頑張って』と言ってもらえて。もちろん、断る理由はないですし、期待も重圧も、いろんなものを背負いながらやっていこうと決めました。

 10番はマリノス時代以来。久しぶりだなって(笑)。あの時はマリノスでプロになったばかりで、とにかく試合に出たいってガムシャラでしたね。その頃の気持ちを思い出しました。何よりも大事なのは鳥栖のためにプレーすることですけど、僕も今年、30歳になりますし、残りのキャリアを考えたときに、ここからもう一度、自分で自分を奮い立たせて、どんどんトライしていかなければいけない。そういった意味では、10番は良い刺激にもなっています。

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