相手の激しいプレーへの処方箋が見つかったわけではない
カルロ・アンチェロッティ監督は幾度となくテクニカルエリアからなだめようとし、カンプ・ノウで開催されたクラシコではダビド・アラバのゴールでマドリーが先制した直後に、「ファンのことは忘れて試合に集中しろ」と声をかけていた。
もちろん対策も行なっている。コーチングスタッフがバルデベバス練習場で話し合いの場を持ち、相手の激しいプレーは、警戒の表われであることを理解させようと努めているのもその一例だ。
もちろん対策も行なっている。コーチングスタッフがバルデベバス練習場で話し合いの場を持ち、相手の激しいプレーは、警戒の表われであることを理解させようと努めているのもその一例だ。
しかし簡単に改善できることではなかった。とりわけヴィニシウスの怒りの感情がピークに達したのが、0-4の完敗を喫したクラシコで、試合中に主審、エリク・ガルシア、ジェラール・ピケと激しく口論し、チームメイトは遠巻きにして眺めているだけだった。
救いは、他のことに気を取られるとプレーに影響しかねないが、ヴィニシウスの場合は別であることだ。「StatsBomb」によると、チャンス構築率において2021年と2022年の間に大差はない。
相手の激しいプレーへの処方箋が見つかったわけではない。しかしヴィニシウスは相手DFへの脅威度を維持したまま、終盤戦に挑む。
文●ダビド・アルバレス(エル・パイス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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救いは、他のことに気を取られるとプレーに影響しかねないが、ヴィニシウスの場合は別であることだ。「StatsBomb」によると、チャンス構築率において2021年と2022年の間に大差はない。
相手の激しいプレーへの処方箋が見つかったわけではない。しかしヴィニシウスは相手DFへの脅威度を維持したまま、終盤戦に挑む。
文●ダビド・アルバレス(エル・パイス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸
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